李下に冠を正した玉木と福山と芝と撚糸工連事件と加計(更新/2017/08/21)(更新 青山繁晴氏vs玉木)
(2017/08/21更新開始)
玉木が産経新聞に反発している。
まず、気がつくことは産経新聞の記事は2017/08/21付。
玉木のTwitterは2017/08/20 5.23 PM。
玉木は、取材はなかったと書いている。記事の内容をどうやって知ったのか?
産経新聞は
愛媛県では獣医師会の政治部門日本獣医連盟の下部組織愛媛県獣医連盟への会費支払率が下落、
愛媛県獣医連盟の4割を占める公務員獣医師には、日本獣医連盟は待遇改善に貢献していないと不満が出ているそうだ、
玉木には日本獣医連盟の前身日本獣医政治連盟から政治献金を受け取った、そして、玉木は加計問題を追求している、
(玉木、福山など)獣医学部新設反対側の議員に金が流れ、納得が行かないという声もあるそうだ、
と書いた。
玉木は
1.金を貰っていて、
2.例えば2017/07/24の予算委員会閉会中審査で「加計を白紙にしませんか」などと新設阻止をする発言をしている。
こんな情景を考えてみよう。
玉木が、電車の中で女性のパンツの中に手を入れ、痴漢として突き出されたのだが、
「糸くずを取ってあげるつもりだったが、引っかかってなかなか取れなくて」と言い訳する。
銀行のカウンターで200万円を受け取ろうとしているお客の横に、玉木が現れ、200万円をひったくる。玉木は現行犯逮捕されるが、「借りるつもりだった」と抗弁する。
こんな抗弁が通用するか?
上記1.と2.は外見上受託収賄罪を構成する。
民進党は安倍総理に「李下に冠を正さず」と言うより、手下を律するべきだ。
村田蓮舫が代表のようなところでは無理なことではあるが。
(2017/07/27更新 開始)
2017/07/26のグッディで青山繁晴議員が出演。民進党員で獣医師側からカネを貰った玉木も出演した。番組で青山議員は玉木が獣医師側からカネをもらっている事を取り上げた。
玉木は問題ないとかなんとか言っていた。
07/24の国会集中審議で安倍首相は「李下に冠を正さず」と発言した。玉木もこの審議に出ていて、獣医師側にたった発言をした。
玉木は首相の「李下に冠を正さず」をなんと聞いたのだろう。まあ、玉木は学ばない輩なのだろう。
李下に冠を正している玉木に、李下に冠を正さない首相を問う資格はあるのか。
安倍首相は07/
(2017/07/27更新 終了)
撚糸とは間きなれない言葉だと思う。蚕の繭玉をほぐしてとり出すなどして得られた糸(原糸)を撚(よ)り合わせて織物などに使う糸にする作業だ。
かって日本は繊維産業の儲けで石油などを輪入して生きてきた。日本が成長するにつれ繊維産業の競争力が失われ、結果として生産設備が過剰となった。過剰設備を廃棄する補助金付き事業が行われた。この事業の廃止されそうになり、これを阻止せん、と糸を撚る工業の業界団体の撚糸工連が決起した。撚糸工連がとった手段は献金と(おそらくソフトな)ハニートラップ、つまり、接待。
これが1986年に露見し、自民党の稲村左近四郎代議士と民主社会党(民社党)の横手文雄代議士に金が渡ったと裁判で認定され、稲村は収賄罪で有罪、横手は受託収賄罪で有罪となった。
民社党とは社会党(現社民党)から分派した、社会党よりは右寄りの政党。民進党のご先祖政党の一つでもある。
民進党の支持母体である連合のメンバーの組合の一部(撚糸工連絡みだと全繊)は社民党の支持母体でもあった。
以上で見たように、民進党は民社党の子孫であるので、民社党の失敗=撚糸工連事件についても自戒しなければならない。
だが、少なくとも玉木、福山、芝はそれを怠った。
先に横手は受託収賄で有罪となったと書いた。受託収賄だと賄賂を貰って便宜を図らなければ罪にはならない。横手は野党の議員だ。どのように撚糸工連に便宜をはかったのか?
国会質問だ。
玉木は2017/07/24の加計学園問題の集中審議でも獣医師側に立ち質問を行った。
金銭の流れ、父と兄弟が獣医師であると言う背景を見れば、安倍-加計より、玉木はずっとヤバイ。
脱法テクノロジーが進んだ今、形式的には問題は無いのかもしれない。だが、(民進党お得意の)道義的責任は残っている。
こんなヤバイ立場の奴に質問させねばならぬ民進党って。
(文中一部敬称略)