国会もビデオ判定が必要。ファビョった桜井充

民進党桜井充くんは2017/07/25の予算委員会の集中審議で、理不尽にも「逆上」(日刊スポーツ)して「激高」(読売、日刊スポーツ)、あまつさえ「激怒」(日刊スポーツ)し「我を失って怒りをぶつけていた」(日経[共同])。

 

(以下は国会中継の録画から採録から構成。音声はマイクの音なので委員会室の質問席に座っていた小人が聞こえた音声より明瞭になっている可能性はある。)

 

みつるくんは、加計学園が国家戦略特区公式選定前にボーリング調査やなんかをしたから、「加計学園ありきでは無いのかと我々は思っているわけですよ」と言って、人気者の安倍君をいじめ始めました。

(山本幸三地方創生担当相が山本一太議長に指名され答弁に立つと理事と思しき人が文句を言いに入った。)

大勢の人が大声を出して山本大臣をおどかしました。大声を出した人たちはみつるくんのおともだちだと思います。

大臣はじゃまされてるのに「あの、」(ヤジは続いているが静まる)「そういう細かい事を総理にお尋ねしても無理だと思います」とはっきり言いました。

静かにしていた(ようだった)みつるくんは小さくおずおずとためらいながら二度手を挙げました。議長に許されて「え今山本大臣kはんか(ママ)ならない事を仰いましたからね」と言いました。敬語を使っていました。次に「そんな小さな事ってどういう事だよ!!」(指を指して)「ゆったよ今」。おともだちの野次をもり上げるように速いテンポで指を振りながながら話します。まるで指揮者みたいです。「そんな小さなことは総理が答弁することじゃぁ無い。わーれわれが調べてきた事に対してそう言う失礼な事を言うのはおかしな話じゃ無いか」。ここがクライマックスだよと、みつるくんは腕を振り下ろし「失礼だよ。いいから貴方は答弁結構だ」とさわぎました。

 

みつるくんは「仰いました」とか「貴方」と敬語を使っていますから、しつけが残っていることが分かります。だから、大臣の答えにぐうの音も出なくなったみつるくんが聞き間違いのふりをして騒いだのかも知れません。

高校生のお兄ちゃんから聞いたことを思い出しました。もてないはんぐれのお兄さんがカップルを見ると、わざと自分からぶつかって行って、「このやろー、どこ見て歩いてんだ!!!」と怒ったふりをして、女の人をさらっちゃうんだって。

 

だめなことに、山本議長は議事中断後、山本大臣に、表現に注意するように、と言っちゃいました。言った言わないの問題だから、お相撲みたいにビデオを見るか、速記を調べてから、みつるくんを「嘘はいけません。山本大臣に謝りなさい」と叱るのかと思ったのに。

 

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ネットでの新聞記事を見てみよう。

文脈から山本大臣の「細かいこと」とは質問の価値が少ないという意味ではなく、細部、詳細の意味だと理解されることに注意。文脈を正しく報道している新聞は無い。

 

読売

山本氏が「そういう細かいことを首相に尋ねても無理」と返答、桜井氏は「小さなこととはどういうことだよ。失礼だよ」などと激高した。

と無難に事実報道した。

日経(共同)

安倍晋三首相への質問に山本氏が出てきて「そういう細かいことを首相に尋ねても無理だ」と発言したため、「小さいこととは何だ。失礼だ」と声を荒らげた。

「したため」ではなく「したのに」であるべき。

日刊スポーツ[2017年7月25日12時39分]

「山本氏が答弁に立ち、「そういう細かい、小さなことは総理に聞いても分からないので、私が答える」と述べた。「小さなこと」と言われた桜井氏は、「山本さんは『そんな小さなこと』と言った。我々が調べてきたことに対し、失礼だ」と、さらに激怒。」

山本大臣が「小さなこと」と言ったことになっているし、充くんが怒鳴ったことが「「山本さんは『そんな小さなこと』と言った。我々が調べてきたことに対し、失礼だ」と大幅に改変されている。

 

日刊スポーツは事実の改変に気がついたのか

日刊スポーツ2017年7月26日9時17分 紙面から]

「山本氏は、桜井氏の質問を「細かいこと」と発言。「小さいこと」と受け止めた桜井氏は「小さなこととは何だ。失礼だ」と、さらに逆上した。」

折角訂正しているのに、先に書いたように文脈からすれば「桜井氏の質問を「細かいこと」と発言」してはいない。

 

 

桜井充ちゃんが誤解を陳謝したと言う記事は見つけることが、私は、できかった。

 

なお、桜井充氏は次のように発言して、前川喜平氏が加計絡みの文書のリーク元が前川氏であることを国会の場で、うっかり、明らかにした御仁である

「最初の8枚のあの前川あのえー参考人がですねえー情報提供されたような。」(2017/07/10 参議院集中審議(会議名文教科学委員会、内閣委員会連合審査会)。

 

充氏は、機密を漏らしたり、聞き間違いした上に思い込みでがなりたてる。これでも医師なのだそうだ。こんな情景が目に浮かんだ。

痛みに苦しんでいる患者の家族が「もう治らない」と本人には言うなとお願いしたのに、患者に漏らし、患者が「もっと生きていたい」と途切れ途切れに言ったら、「もう生きていたくない。そうか!そうか!」と大声で断定し…

 

こんな人に診られたくない。コワイコワイ。