ワイドショーを信じる尾木ババの無恥

週刊文春2017/08/03の尾木直樹こと尾木ママの『尾木のママで』には政治家の言葉使いを扱っている。

悪例の一つとして「安倍総理ご自身」の『「こんな人たちに私たちは負けるわけにはいかない」と叫んだ』ことを挙げている。安倍さんの発言は、正しくは、「こんな人たちに、皆さん、私たちは、負けるわけにはいかない」。「皆さん」が入る。また、叫んでもいない(と私は思う)。まあ、これは良いとしよう。

 

尾木ババ(*)の問題はメディアは嘘をつくということを認識していない点にある。メディアがしばしば行う発言の切り取り可能性を無視していることにもある。

(* 尾木ママの敬称「ママ」は尾木ババには役不足なので敬称として「ババ」を使う)

もし、ババが発言を確認しようと調べたなら、文脈が分かり、『行政の長たる者、政治的に対立する立場であろうと、国民を「こんな人たち」と切り捨ててはいけない』などとは書けない。

尾木ババは総理がテロリストに対して「あんな人たちに負けるわけにはいかない」と言うことも拒むのだろうか。

総理が言うところの「こんな人たち」は、選挙妨害により民主主義を破壊している輩なのだから。

 

また、ババは安倍さんには二つの立場があることを理解できていない。安倍「総理」が選挙応援をしたら、それこそ、大問題だ。防衛大臣のの発言の比では無い。選挙応援は自民党党主として行っている。党主なら「こんな人たち」と「切り捨て」ても良いと私は考えるのだ。

 

ババは教育評論家らしい。だが、ババが古くさくなって久しい。ババは若い人たちとの乖離に気がついていない。