Hanada10月号 忖度しているのは文春 画竜点晴を欠く『タッグを組んで「安倍叩き」 朝日新聞と文藝春秋』

月刊Hanada2017/10の巻頭は『タッグを組んで「安倍叩き」 朝日新聞文藝春秋』。

私にとり、特筆すべき点はこれ。

文藝春秋の社長松井清人(きよんど)社長が2016/12、保阪正康氏の出版記念会で「安倍は極右の塊だから、安倍政権は一刻も早く潰さなくてはいかん」という発言を活字にしたこと。この発言はインターネットの動画では既に何度か出ているが、活字になったことは重要だ。文春の編集長はパヨクである社長などからの指示、圧力は無いと発言していたと、確か、Hanadaの編集長花田紀凱氏がインターネットで言っていたと記憶している。従って、文春自体が忖度していると決めつけられても反論のしようがない。

文藝春秋の田中建五氏が編集長を経て社長になたころは、花田氏の言によると「「どちらかと言えば「タカ派路線」というか、保守系、やや右寄りと言われる路線でやってきました」。とすれば、田中氏のころもやはり忖度の結果が文藝春秋の出版物だったのか。(花田氏はその時期は「雑誌は編集長のもの」で、そういう事は無かったと言っている。)

 

反朝日でない週刊文春など存在価値は無い、と私は考えている。

 

小文タイトルの画竜点睛は櫻井よしこ氏の発言。NHKが「「加戸証言」」を放送しなかったことに「これは国民に対する裏切りであり、放送法に対する背信です」と断じているが、画竜点睛を欠いている。

NHKは受信料を法律に基づいて取り立てている。加戸前愛媛県知事が国会で発言したころでも安倍支持率は30%程度はあった。ならば、自民党の質疑にも30%の時間は配分しなければならないはずだ。櫻井氏にはここをついて欲しかった。自動引き落としなので払っているという意識がないのだろう。

理論的には本や新聞は内味を見て買うかどうか決められる。放送ではそれができないのだ。だから金を取り立てるNHKには一層の公平さが求められる。