(新潮も)新潮 詩織強姦?官邸関与説取り下げ

詩織さんが山口敬之元TBSワシントン支局長を準強姦容疑で訴え逮捕寸前までいったのに、山口さんが『「安倍総理のお友達」だから不問!』に付されてしまった、と以前週刊新潮

書いた。(『』内は週刊新潮2017/10/05の記事のタイトルの一部で、まだ、印象操作を続けている。)

 

この件は9月21日に東京第六検察審査会で不起訴相当の判断が出た。

 

新潮、これが口惜しい。

 

今回の記事は『「安倍総理のお友達」だから不問!』にされてしまったという色彩は薄い。逮捕を取りやめさせた中村格(わたる)警視庁刑事部長(当時)を「官邸に近い」と形容し「握りつぶした」と表現している程度。

 

だが、口惜しさは残る。口惜しさの捌け口は検察審査会に参加した11人の一般人に向けられた。小見出しに「密室に閉じ込められた市民の判断は良識に基づいていたのか」とある。だが、11人が良識に基づかない判断した、という見出しの非難はあたらない。せいぜい十分な証拠が無かった、あるいは泣き落としの機会がなかったと言うだけだ。

 

記事は、追加証拠を提出できなかったと文句を垂れる。

事実経過を読むと、審査会側は提出期限の確認を詩織さんの弁護士にした。だが、詩織さんの弁護士サイドはこれをすっぽかしてしまった。審査会側は調整したようだが、ままならかったようで、「"こちらにも都合がありまして"」と延期を認めなかった。詩織さんには気の毒ではあるが、一般人を11人も集めるのだから、無理からぬ面もあると「良識」のある人なら斟酌するだろう。

また、詩織さんは審査会に出たかったと言っている。彼女は写真を拝見するとエキゾチックで魅力的な人だ。記者会見の時と同様、ブラウスのボタンを外してよよよと泣き崩れれば、(LGBT的に正しく言うと)男女共魅了されてしまう人も出るかもしれない。その人たちの判断は「良識」によるものか?

詩織さんが出るのなら、山口氏も出ないとおかしい。あれあれ、これじゃあ、審査会ではなく裁判だ。

 

次に、審査会には補助役の弁護士がつかなかったと書いてある。だが、つくのは、小沢一郎陸山会事件のような法律解釈が難しい場合だと書いてある。詩織さんのケースに法解釈が難しいところがあるのだろうか?

 

弁護士はつかないのなら、検事はどうだろう?記事には検察官が押しかけたかもしれないという郷原弁護士の憶測を書いている。そして検事が手際よく11人の一般人を納得させてしまったのではないかと憶測の屋上屋を架している。

 

記事にはこの件の年表が付いている。

この 件は2015/04/03に起きた。詩織さんが原宿署へ相談に行ったのは04/09。

新潮告発時に詩織さんはデートドラッグというドラッグを使われたのかもしれないと言っていた。恥ずかしさもあったのだろうけれど、翌日に相談に行き、尿検査を受けておくべきだった。

 

既に言われていることだが、山口氏が『総理』を出版したのは2016/06/09。2015/04当時山口氏はアメリカ在住。官邸が山口氏をかばったと言うのは無理がある。

TBS元社員が危険ドラッグを女性にかけてその後書類送検で懲戒解雇になった経緯を見れば、逮捕を握りつぶさせたのはTBSである可能性が濃厚だ。新潮もそれが知られてしまったので、今回は官邸の圧力と言わなかったのだろうと推測できる。

 

そもそも、首相が親しいからといって強姦のような事件の容疑者に便宜を図るか?

首相の権威に傷がついてしまうのに。

 

詩織さんは記者会見をした時、「共謀罪の審議が優先され、先送りになっている強姦罪の改正案がきちんと取り上げられるべき」と発言した(スポーツ報知)。詩織さんが望んだ110年振りの刑法改正も同じ国会でなされた。モリ・かけ 安倍おろし蕎麦に冗時を費やさなければ、もっと早く成立していたはずた。本当に民進党は罪深い。もっとも、テロ等準備罪に時間が取られたので、刑法改正がすんなり通ったのかもしれない。

 

なお、詩織さんは公平で潔いと感じた。と言うのは、同記事の詩織さん手記で山口さんの立場(「犯罪行為があったと認定されたことは一度もな」い)と言うことを認めているから。勿論、詩織さんは「なぜこれが犯罪行為にならないのか」と問うてはいる。