枝野幸男は筋を通して(?)首相になる

枝野幸男前議員は立憲民主党を作り己の思想を守り筋を通したと言う論調が見える。それは事実なのだろうか?

 

その前にフルアーマー枝野の本性を検討しておく。

2011年の東日本大震災の時フルアーマー枝野は官房長官だった。

この時、直ちに健康に影響を及ぼす数値ではないと触れ回っておきながら、いざとなったら、防護服で身を固めて被災地を視察した。が、「遅く来て、すぐ帰るのね」と揶揄されてしまった。

彼の本性を露見させるエピソードではある。

確かに、彼には立場に伴う役割はあった。だが、直後に原発へ行った菅直人元お遍路と比べると。

確かに、作業の邪魔をして被害を拡大した「いやーんばかん」(by初代林家木久蔵)元お遍路より、害は少なかったとは言えるのかもしれないが。

 

以上から、嘘つきとまでは言えないのかもしれないが、本心は言わない男だとみなせられる。

 

更に、悪いことに、官房長官として震災時には全国の注目を集め、「枝野寝ろ」と心配までされてた。これが、彼の自意識をあだ名のカピバラ並みに肥大させてしまったことは容易に推測できる。

 

フルアーマー枝野は文藝春秋に2013/10に『改憲私案発表 憲法九条 私ならこう変える』を発表した。だが、改憲議論が活発になると、やはり、本性を隠した。

 

 

さて、立憲民主党を巡る騒動を見てみる。

 

・2017/09/25  希望の党結成

その時点で、稀望の党は、憲法9条だけに絞って良いのかと改憲姿勢を明らかにしていた。

 

・2017/09/26 小池百合子前原誠司、連合神津里季生会長と三者会談

連合が稀望の党を支援する感触を得たと思われる。

 

・2017/09/28 民進党は全員一致で希望0の党に併呑して欲しいと決定した。

ここで、フルアーマー枝野は少なくとも表向きの主張から変節、つまり、9条教を棄教した。

 

・2017/10/02 連合、政党本位の支援見送り。稀望の党ピンチ

 

・2017/10/03 立憲民主党結成

これをもってフルアーマー枝野は筋を通したと言われるのだが、果たしてそうだろうか?

立憲主義ではない立憲は憲法を制定する意味だ。ここを突かれ、結党当時揶揄された。

何しろ、名前をコロコロ変える人たちだから、立憲民主党の立憲は立憲主義の立憲ではなく、立憲の立憲だと言い出しかねない。何と言ってもフルアーマー枝野は改憲私案発表 憲法九条 私ならこう変える』を著した人だから。

 

・2017/10/22にはフルアーマー枝野落選の可能性が報じられた。

 

枝野の支持者は9条教信者だ。フルアーマー枝野の09/28に変節棄教以来、信者の離反が相次いだので次の選挙は危ない、と察知しただろうと推測できる。

信者を引き止めるには希望0の党から離脱するしかない。だが、無所属だと比例復活はできない。稀望の党に残っていれば連合からの支援は得られると思われていたし、比例復活もあるので、フルアーマー枝野は逡巡中。

2017/10/02に連合は特定政党と政策協定を結ばないこと決定。候補者ごとの支援となる。これにより、フルアーマー枝野は当選しやすいか判断した。

「ききょう?桔梗?綺麗ですね」と信者を誤魔化すために、急遽立憲民主党を結成したのだ。

結党により、信者を誤魔化し引き戻すことができ、連合全体の支援より少なくなるだろうが個々の組合の支援は得られ、比例復活の道も開く。

そして、勿論、立憲民主党のボスになれる、当面は。

官房長官を務め震災時には全国の注目を集めたのだから、ほとんど日があたらないそれまでの地位には満足できていなかったろう。党首選でも絶望的に負けてしまったし。

だが、党首になれば、肥大してしまった自意識が渇望する、ご自慢の声を全国のお茶の間にも届けることも達成できるのだ!

 

これにより、フルアーマー枝野が首相になる可能性は高まったのかもしれない。9条に自衛隊明記する改憲がなされる可能性は高まった。改憲後は、争点ではなくなる。すると真っ当な経済政策を打ち出せれば、支持が広がる可能性があるからだ。

 

または、北朝鮮支那に日本を支配させる手もあるしね。