TBSは霊感で投票者の生活程度を見抜くのか

TBSは「生活程度による投票政党の違い」というグラフを放送した。

生活程度とはまた意味不明な用語だ。生活程度をGoogleしても出てくるのは生活水準。

貧富とか収入なら、そう書く。では何なのだろう。

グラフには上中下とある。ランクが付けられるものだ。もしかしたら、暮らしの質かな? 

だが、成金の放蕩三昧と、「足るを知る」人の晴耕雨読な生活はどちらが上なのだろう。

TBSのことだ。出身国での言い方を日本語に直訳したのかもしれない。

 

(アノニマスポスト様より引用)

(グラフは https://pbs.twimg.com/media/DMwdf5-VoAEsC1m.jpg)

 

アノニマスポスト様は

「「生活程度の違い」はどうやって調べたんや?

出口調査で生活程度がわかるんかい!」

と突っ込んでおられる。

 

アノニマスポスト様のご意見に賛成なのだが、ちょっとツッコミを入れたい。その後で、このグラフの怪しさを別の観点から指摘する。

 

TBSの出口調査の調査員は優秀で、投票者の身なり靴の良し悪し受け答えから生活程度の上中下がわかるのかもしれない。

 

だが、いくら調査員が優秀でもこのグラフには不可思議な点がある。

 

グラフのタイトルには「投票政党」とある。支持政党では無い。グラフは出口調査の結果と考えるのが自然だ。

(もしかしたら、世論調査で投票する政党と生活程度を聞いたのかもしれないが。これについては再考する。)

 

不思議な点とは、グラフの項目との一つ「棄権」だ。

棄権者の生活程度はどうやったらわかるのか?

 

グラフの項目は「棄権」であって、「白票」では無い。棄権者は投票場に現れない。したがって、身なりも靴も受け答えも分からない。

また、不在者投票には郵送もある。郵送した人の生活程度はどうやれば分かるのか。

封筒の質と筆跡から?(笑)。選管も天下のTBS様には見せてくれるのかもね。

 

仮に、グラフを世論調査の結果から作ったとしても、棄権の数値は信頼できない。

10/22日に強い雨が降ったところも多かった。投票に絶対行くと世論調査には答えても、心折れた人も多かったはずだ。

 

生活程度下が低収入を意味するとしよう。18~30才の収入は低い。だが、各種世論調査ではこの年齢層は自民支持が多い。TBSのグラフと矛盾している疑いが濃厚だ。