お客様である有権者こそいい面の皮

週刊文春2017/11/02の総選挙の記事で安倍総理の発言を次のように報じている。

(終盤に、苦戦をしていた候補者たちの当確が相次いでだとき)「「あー、彼も受かったんだ」と軽口も飛び出した。」

 

山尾志桜里人倫違反者(43)の当選には「「あんなひどいことをしても受かるんだねぇ」と皮肉を漏らしたという。」

 

「あー、彼も受かったんだ」は安堵の発言だ。文春はこれを軽口という。

 

「あんなひどいことをしても受かるんだねぇ」は不倫している山尾志桜里人倫違反者が当選したことに対する普通の感想だ。何も「山尾さんはご立派な人ですから、当選して当然ですね」と言ったのではない。

「あんなひどいことをしても受かるんだねぇ」が文春で皮肉として通用するなら、文春は山尾志桜里人倫違反者がどんな善行積んできたと考えているのだろう。

 

コラム『新聞不評』の下に『今週の言葉』がある。

そこに

「▼お客様の「希望」を叶えたいと、スタッフ一同がんばっています---小池百合子都知事に「ちょっと希望が足りない」と批判された東急ハンズが反論。商品は選び抜いてもお客さんは排除しない。」

とある。

東急ハンズは商品は選び抜く。良い商人はそういうものだ。新装開店の小池商店も開店の大売り出しの商品を厳選しようとした。それが悪いのか。

文春は民進党のクズを商品になると考えていのならまだしも、民進党のクズを「お客さん」と考えているのだ。

クズの包装をちょっと変えただけの候補者を売りつけられてしまった、真のお客様である、有権者こそいい面の皮だ。