DigitalConcertHall iPhone1台でChromecastが使えるアプリ

テレビで携帯の動画や写真を見たいという言うので丸型のChromecastを買わせた。

テレビにiPhoneの画面を出すならデジタルAVアダプターを使うのが常道だとは思う。けれどもテレビのHDMIのケーブルとデジタルAVアダプターの抜き差しは面倒なのでChromecastを選んだ。

 

インターネットはiPhoneでしか出来ない環境でも、Chromecastのセットアップは私のiPhoneも併用すれば出来た。

だが、運用となると。

 

ChromecastはWi-Fiを使う。これはiPhoneのインターネット共有で用意できる。iOSの困った点はインターネット共有が提供する無線LANWi-Fi設定で指定できないことだ。このためiPhoneのChromecastを利用するアプリはChromecastを検出できず例外はあるものの全滅だ。

 

Chromecastも独自のWi-Fiアクセスポイントを持っている。おそらくこれを使ってChromecastはゲストを許したりセットアップをしている。

ゲストはWi-Fiのパスワードを知らなくとも良い。なので客を招いた側にも都合が良い。Androidならゲストモードを利用できるのだが、残念ながら、iPhoneは例外を除いて利用できない。

 

その例外がベルリンフィルハーモニカーの演奏を配信しているDigitalconcerthallだ。DigitalconcerthallのChromecastアイコンを押すとWi-Fi上にChromecastが無いので近くのChromecastを探し、テレビに動画を映す。

利用プロシージャーは次のようになる。

1.近隣のChromecastを検出し接続要求を出す。

2.Chromecastは最初に人間の聞こえない音で信号を送る。なのでDigitalconcerthalはマイクの使用許可を求めてくる。

3.これで認証できないとPIN番号を要求してくる。これを与えると再生がテレビ上で開始される。

 

去年までならiPhone1台だけで運用できたのだが、バージョンアップでできなくなったようだ。

 

他にもSmart CastとVideocastがゲストモードに対応しているが、PINコードの記憶が下手だ。また、写真の表示機能が無いか、あっても動かない。

 

結局、Chromecastは使い物にならないと判断し、Airplay対応のHDMIに接続して使う機器を買った。評判を見ると初期不良が多いようだが、幸い、再生品質に難はあるものの正常に動いた。価格も安いし最初からこっちにしておけば良かった。