少しは当たりそうな公文書書き換え理由

森友に関わる文書書き換えについて「大外れになるだろう公文書書き換え理由」を書いた。

今度は少しは当たりそうな理由を考えてみる。

 

高橋洋一氏によれば「20年前の大蔵省スキャンダル以降、17人の国税庁長官がいるが、その本省最終ポストをみると、理財局長8人、主税局長6人、その他局長3人となっている。要するに、国税庁長官ポストは、主税局長と理財局長からの上がりポストだ。」(https://www.zakzak.co.jp/smp/soc/news/180322/soc1803220001-s1.html)

 

 

2017年佐川理財局長(当時)は森友問題に直面した。普通なら、言い換えるとミスさえなければ、理財局長から国税庁長官になるのは順当なコースだ。

 

財務省恐竜番付」と言う戯文(https://pbs.twimg.com/media/DYjs7cyVAAAff4I.jpg:large)がある。2004年ごろのそれをみると佐川氏は主計官で東の前頭4枚目。因みに同期の片山さつき自民党議員は東前頭筆頭。佐川氏は片山氏より優しいとは言え、恐竜なのだ。

新しい番付では片山氏は部屋のおかみさんとしてまだ掲載されているとか。

 

高橋氏によると近畿財務局はミスを犯した。入札すべきところを随意契約にしてしまった。しかも、ゴミが埋まっていることも籠池容疑者に告知しなかった。

2016/06/20に売買契約が締結森友と締結された。気の毒にも佐川氏は3日前の2016/06/17に理財局長になってしまっていた。

恐らく佐川氏は森友問題が発覚してからこのミスに気がついたのだろう。官僚の世界に限らずミスは出世に響く。

悪いことに佐川氏は国会答弁で、価格交渉はしなかったなど事実に反する答弁をしてしまった。

 

財務省は消費税10%が悲願だ。これを反安倍的な記事を使って示す。「東京新聞は<野田改造内閣が発足 増税前にやるべきこと><出先機関改革 実現なくして増税なし>などの社説で真っ向から批判を展開していた。すると、半年以上の長きにわたる異例の“調査”が入り、約2億8600万円の申告漏れが指摘されたのだ。」(http://hbtabi.blog.fc2.com/blog-date-20170706.html)

野尻民夫とかいう人の文がリテラに文を掲載されている。

近畿財務局のミス即ち理財局のミスが大ごとになると財務省のミスとなり、悲願である増税ができなくなる恐れがある。

悲願の達成を損ねたとなると、財務省ムラでの佐川氏の評価は致命的に悪くなる。

 

報道によれば官僚は内閣人事局、即ち政権を気にしているらしい。元財務官僚の高橋氏は少なくとも財務官僚は内閣人事局など気にしてはいない、財務省人事は財務省が決めるだけの力を持っていると主張されている。どちらが正しいのかは分からないが、人事実務は官僚が行なっている。とすれば、減点主義の人事になるだろう。

 

佐川氏に次官の目はない。狙うべきは国税庁長官だ。失点は避けなければならないのに。

そこで恐竜番付の載るほどの佐川氏は….

 

以上が少しは当たりそうな書き換え理由である。

 

ところで、東京新聞は節を曲げて増税派になってしまったのか?或いは単に反野田だけだったのか。