ポリティカルコレクトネスが問題を起こした。相撲で「女性の方、土俵に上がらないでください」

舞鶴市で行われた大相撲の巡業で挨拶をした市長がくも膜下出血で倒れました。倒れた市長には主に女性観客による応急救助活動が開始されました。

 

この後、ちょっと偏った見方ですが野次馬(?)が土俵に上がってきました。

 

放置しておくと次々と野次馬が土俵上に蝟集して、

救命活動の妨げになったり、

もみ合う野次馬が土俵から落ちて怪我するかもしれない、

これを危惧した相撲協会が「土俵から降りてください」とアナウンスした、

 

という風に見ることもできます。

 

ところが、毎日新聞

「多々見市長が倒れた直後に、警察官やスタッフらが土俵に上がり、心臓マッサージなどの救命処置を施していた。その中に観客とみられる複数の女性が含まれており、協会側は場内放送で「女性の方は土俵から下りてください」と数回促…

」(https://mainichi.jp/articles/20180405/k00/00m/040/131000c)

と報道しました。

 

動画

(https://www.youtube.com/watch?v=35aIqDTYOD8)

を見ると

0:00 市長は倒れている。

「お座りください」というアナウンスが流れ続ける。

スタッフが集まってきてオロオロしつつ容態を調べている。

0:13 女性が土俵に上がる。

0:21 女性はかがみこんでいた男性をかき分けてどかし、心臓マッサージを始める。何か指示を与えている様に見える。

0:22 別のマスクをした女性が土俵に上がる。画面手前回り込む。その後彼女も心臓マッサージをする。

0:38 赤い箱を持った呼び出しが駆け寄ってくる。

0:39 女性二人も駆け寄ってくる。

0:41 警官(?)4名が駆け寄ってくる。

0:42 呼び出し、二人の女性が土俵に上がる。シャツの裾を出したままの野次馬と思しき男性も土俵に上がる。男性は中腰でシャツの色と相まって目につきにくい。女性二人はへっぴり腰でオロオロしている風で、目につきやすい。

0:46 「女性の方は土俵から降りてください」と繰り返しアナウンスがある。

先頭の警官(?)が土俵に上がる。

0:51 市長の周りの人垣に動きがある。警官と交代している模様。

0:55 手を繋いだ女性二人は土俵から降りようとするが、一人が立ち止まり、もう一人を引き止める。場所を移動して市長のそばに屈み込む。一人は中腰のまま。

0:56「女性の方は土俵から降りてください、男性も(?)お降り(?)ください(*アホヒ)」とアナウンス。

(*アホヒ 「男性もお降り(?)ください」の部分は聞き取りにくい。朝日新聞は「男性がお上がりください」とアナウンスしたとしている(https://www.asahi.com/articles/ASL44739ML44PLZB017.html?iref=pc_extlink)

ただし、アナウンサーは0:00ごろ混乱を避けるためか「お座りください」などと繰り返しアナウンスしている。なのに、混乱を助長することになる「男性がお上がりください」などとアナウンスするとは考えにくい。また、時間的にも「おあがりください」より「おおりください」の方が合っていると感じた。)

0:57 救急救命士(?)が心臓マッサージを交代

1:00 警官1名土俵に上がる。

1:06 心臓マッサージをした二人の女性が土俵から降りようとする。

1:08 大きなキャリングバッグを持った救急救命士が土俵に上がる。心臓マッサージをしていた二人は土俵から降りる。

1:14 担架が運び込まれる。

1:18 後から来た女性二人が土俵から降りる。担架が展開される。

交代して心臓マッサージをしていた男性がマッサージをやめ、手を広げ、腕を左右に開く。キャリングバックの救命救急士がAEDと言ったのかもしれない。AEDは電撃を浴びせる。市長に触れていれば、同じく電撃ショックを受けてしまう。標準的な確認動作だ。

1:56 判別できない呼びかけに応じて制服姿の男性と背広の男性が挙手 

 2:24 シャツの野次馬らしき男がやっと土俵から降りる。

 2:40 市長が「セーノ」という掛け声とともに担架へ移される。その後移送される。

 

私の感じとしては、最初に上がった女性は決然としていて、心臓マッサージをしてます。後から来た人は看護士かもしれませんが少なくとも医者ではありません。医者なら「医者です」と言って権威を示し、人をどけて診察に当たるでしょう。看護士だとしても、心臓マッサージに8本の腕は必要ありません。

 

毎日新聞の報道を見直してみます。

「多々見市長が倒れた直後に、警察官やスタッフらが土俵に上がり、心臓マッサージなどの救命処置を施していた。その中に観客とみられる複数の女性が含まれており」とあります。

心臓マッサージが始まったのは0:21です。警官が駆け寄ってくるのは0:41、土俵に上がるのは0:46、救急救命士(?)が心臓マッサージを交代するのは0:57。毎日の記事は間違っています。

「女性の方は土俵から降りてください」というアナウンスのタイミングは、警官(?)一人と女性二人がほぼ同時に土俵に上がった時です。アナウンスは警官(?)と同時に土俵に上がった女性二人に向けたものと思われます。警官(?)は4名来ました。この後担架も来ます。救急救命士も来ます。アナウンスは土俵上の混雑を避けようとした適切な対応だと私は判断します。

 

さて、この件に関して私の意見を述べましょう。

1. アナウンサーは言えるものなら「邪魔だ!!野次馬は土俵から降りろ!!」と言ったであろう。ポリティカル コレクトネスを考慮したため「野次馬」の代わりに「女性の方」とアナウンスしたのであろう。

2. この配慮が逆にポリティカル コレクトネス派をつけ上がらせた。

3. 毎日新聞女性差別という枠組みをもっており、それに合わせる形で報道した。毎日の見出しは「倒れた市長の救命女性に相撲協会「土俵から下りて」」となっている。

 

女性差別というストーリーは、市長搬送後土俵に塩をまいた事の報じ方にも見られます。

朝日新聞、及び、朝日新聞提供とした上でハフィントンポストは、

「大相撲では、稽古中や本場所の取組中に力士がけがをしたり、体の一部を痛めたりしたようなときに塩をまくことがよくある」

と前置きして

日本相撲協会の広報担当は取材に「確認はしていないが、女性が上がったからまいたのではないと思う」」と書いているのに

 

朝日新聞は大見出し「土俵に大量の塩まく 女性らが倒れた市長救命後 舞鶴

別記事に誘導する小見出し「土俵で心臓マッサージしていた女性に「降りて」 京都」

 

ハフィントンポストの大見出しは「舞鶴市長を助けようとした女性が降りた後、土俵に大量の塩がまかれる。観客ら目撃」。

「救命女性が降りた土俵に大量の塩まく 複数の観客が目撃」と小見出しをつけた。(https://www.huffingtonpost.jp/2018/04/05/salt-sumo_a_23403415/ )

動画を見れば分かる通り、警官(?)たちは土足で土俵に上がっている。土足を清めるためにも塩をまいたのではないかと私は考える。

 

なお、疑問点をあげるならば、

市長はあの時心停止していたのか、していなければ心臓マッサージの必要はないのではないか。最初の女性も脈を取っている様にも見えない。あるいはその前に男性が鼓動を聞いていたのか?

です。

 

きっと朝日毎日の記事は、「アベ政治を許さない」キャンペーンを妨害する騒動を起こした者たちへの、そしてキャンペーンから注意を移した人々への嫌がらせ、いいえ、教育的指導なのでしょう。