進優子の盗聴の被害者は福田前次官だけ?

テレビ朝日の記者進優子さんは福田前事務次官との会話を盗み録音をした。

 

進さんは嫌な思いをしたから証拠を残すために盗み録音をしたと擁護する人もいるが、疑わしい。

福田前事務次官とは初回では無い。既に裏も返した後にも会いに行って馴染みとなっていた。江戸の吉原で例えると、男女は入れ替わるが、欲しい物があって足を運んだ進さんがお客、福田前次官は太夫。初回、二回目で裏を返し、3回目以降は馴染。だんだんと打ち解け、3回目ともなると信頼感も醸成され(たことにして)、床入りのとき太夫は細帯(寝間着帯)(*1)も解く。が、進さんは信頼を裏切った。

(*1 「吉原はスゴイ~江戸文化を育んだ魅惑の遊郭」p60 (堀口茉純 PHP新書 2018)))

進さんは「料金」を承知していた。なのに「料金」が高いと言い出した。最初から文句をつける気満々だったのだ。

 

こんな進さんだから、盗み録音は一つだけとは限らない。

進さんに因果を含めて送り出したかは定かでは無いが、上司の松原文枝さんのに対しても進さんが不信感を抱いていたと推定できる。とすれば、松原さんとの面談も盗み録音をしていた可能性がある。もしそうなら、色々食い下がって理由や多くの名前を聞き出したろう。

これをチラつかせれば、会社は突飛な行動をとる。そう、午前0時からの会見の時のような。

 

勿論、記者上がりの上司松原さんも盗み録音をしていたかもしれない。だが、その場合、テレビ朝日は相当ヤバい立場に追い込まれると考えられる。公にできない録音になる。

 

週刊新潮(2018/05/013.10)p31には進さんのメールとされるものが掲載されている。

「『#MeToo』が根付かない中で、(レイプ被害を訴えた)伊藤詩織さんの件は、証拠がなかったために、あんなことになってしまい、(結果として彼女が)叩かれるのが放置されている。そもそも、私の仕事は伝えること。なのに、それができていないのはふがいないと思い、しっかりと(状況を)知って欲しくて(告発を)行いました。」

以下はこれが本当に進さんのメールとして議論を進める。

進さんは記者としての経歴も結構ある。だが事実把握の能力が不足している。掘り下げて考える習慣が身についていない。これは騒ぎ立てて冤罪を生み出す能力に他ならない。

「証拠がなかったために、あんなことになってしまい」とあるが、証拠があるから「あんなことになってしま」ったのだ。

伊藤さんはデートドラッグを飲まされたと主張した。だが、伊藤さんは妊娠検査のために病院へ行った。その時デートドラッグ検出のための血液検査は受けていない。これは伊藤さんがデートドラッグを飲まされたとは思っていなかったことの証拠だ。

警察へ行ったのも随分時間が経ってからだ。これも、被害意識がなかったことを示す弱い証拠となりうる。

ホテルロビーの監視カメラの録画も警察は持っている。これは検察審査会にも提出されたはず。その録画には伊藤さんが引き摺り込まれたのではなく、(多少千鳥足だったかもしれないが)歩いている姿が映っていたと思われる。そして、自発的に男性と遅い時間にホテルの部屋に入ってドアを閉めたのだ。

証拠があるから検察審査会も起訴はできないと判断したのだ。