朝日新聞に見る思考停止への戒め

私も反省しなければならないが、固定概念とはなかなか消え去らないものだ。

 

例えば、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産となった。だが、切支丹伴天連は決して可哀想な人たちではなく、オウム真理教を更に悪くしたようなカルトテロ集団だった。

切支丹伴天連は秀吉や家康に都合が悪かった?

だが、それだけでは無い。

切支丹伴天連は神社仏閣を襲撃破壊し、他宗信者を弾圧し、他宗信者他を奴隷として売り飛ばした。取り締まられて当然だったのだ。

 

 

朝日新聞とは冷戦期の固定概念をそのまま引きずっている稀有な会社だ。いやいや、終戦時にGHQに発行停止を食らって左旋回して以来というべきか。

 

同紙は2018/05/02の社説(https://www.asahi.com/articles/DA3S13476762.html)

で同紙の阪神支局の赤報隊なるものの襲撃事件を扱った。

 

その中で野中広務氏(享年92)の事績が記されている。

「元自民党幹事長の野中広務さんは、かつて北朝鮮への人道支援を唱え、「国賊政治屋」などと非難された。事務所に弾丸を送りつけられたこともあった。」

 

人道支援」とは良きもののように言われている。ここに思考停止が窺われる。

野中氏の「北朝鮮への人道支援」とは本当に「人道支援」なのか?

野中氏には北朝鮮利権はなかったのか?また、氏は北朝鮮サイドとズブズブになりすぎてはいなかったのか?

朝日流のメディアは自分たちに都合が悪くなると思考停止してしまう。

 

北朝鮮が日本人や日本に居住する外国人全体に

核ミサイルという「銃弾」を送りつけている現状を鑑みれば、

そして、

その「銃弾」が野中氏が邁進した北朝鮮人道支援から産まれたこと

と考え合わせると、

野中氏が「国賊政治屋」と称えられたのは正しかったのだ。

野中氏へ送りつけられた銃弾にも一片の理があったと言うべきか。

 

思考停止の朝日にはこういう認識は出来ない相談だろう。