社会学者古谷有希子の問題点 強姦暗数

古いテーマですが、社会学者古谷有希子氏のtogetterまとめ(https://togetter.com/li/1021295?page=2)を見ての感想。

 

古谷氏は同氏が書いた記事(https://wezz-y.com/archives/35188)に対する主に統計的疑義について、女性らしく(笑)感情的な発言(笑)を繰り返し、相手を見下しています。例示すると、

「これに加えてブログ記事まで書いて、いかに私のデータの使い方が間違っているかを力説しているんですよ笑 データの細かい使い方なんて3ページくらいの一般向け記事に出しても意味が無いという「一般感覚」がわからないようです。って、だからただのブロガーなのか。。。」(下線は私)

勿論「3ページくらいの一般向け記事」だからデタラメを書いて良いわけはありません。

古谷氏が指摘されていることは

データが不備、データの処理が不適切なので、仮説の信憑性が非常に乏しい

です。

これを古谷氏は「3ページくらいの一般向け記事に」「 データの細かい使い方なんて」「出しても意味が無い」と問題をすり替えています。

 

彼女の記事のタイトルは『強姦被害者を黙らせる日本 女性を抑圧する社会ほど、強姦事件の認知件数が少ないことを示すデータ』。有希子氏は記事の最後で、

「今回の分析は細かいことを考慮せず、全てを単純化して分析したものなので、これだけでは何も断定することはできません。」

「しかし、単純化してデータを比較するだけでも「強姦事件認知件数を押し下げている原因=強姦事件の被害者が声を上げにくい状況」について、ある程度の仮説を立てることができました。」

と書いています。

 

この記事のタイトルから読者は

1. 日本は(他国より)強姦被害者を黙らせる

2. 女性を抑圧する社会ほど、強姦事件の認知件数が少ないことを示すデータが存在する

と刷り込みを受けて記事を読み進めます。

(タイトルはしばしば編集者が作ります。著者の責任は減じられるべきなのかもしれません。)

 

文末を見ると、彼女は「何も断定することはでき」ないデータから「ある程度の仮説を立て」それを記事として公表したことがわかります。言い換えればデマを流したということです。

そんなあやふやな前提から「まずは被害者が声を上げられる環境を、政府や社会が中心になって作っていくしかないのではないでしょうか?」と政策提言とも取れる修辞疑問で記事を結んでいます。

 

適当にデータを拾って、例えば、共産党員の子供である生出共産党市議が体液をサドルにぶっかけた、共産党員の子供である港伸治が女子高生コンクリート詰め殺人をしたから、共産党を解散させろという(正しい)主張ができますが、社会学者古谷有希子さんはこれに賛同されるのでしょう。それとも、自らを特権化して反対されるのでしょうか。

 

古谷氏は

「あなたは世界をどう改善したいんですか?そのために何かしてるんですか?」(2016-09-09 02:25:55 )

と活動家という正体をむき出しにして、活動家古谷有希子氏の考えに間違いは無いと他を糾弾しています。

毛沢東が間違った政策を実行した姿勢とどんな違いがあるのでしょう。

しかも、有希子ちゃんですら自身の考えは仮説であると自認されているのに。

 

そこで有希子氏は感情論に訴えます。そして卑語まで使ってしまいます。女らしく感情に流されているのでしょう。

「違います。優先度は「声を上げられていない人のことを考えて。彼らを今すぐ助けて」です。データの信頼度なんて人命や人権に比べたらクソくらいの価値しかありません。」(2016-09-09 02:27:16)

有希子ちゃんの考えだと、

病気で苦しんでいる人を見たら、すぐ、助けるために診察する手間をも惜しんで、全員で神に祈りましょう、

が正しい対処法になります。

 

次の発言で「私も仲間内では実証主義者め!」、「論理とかデータは重視しています」とジョークを言っています。

「私も仲間内では実証主義者め!とジョークで笑われているので論理とかデータは重視していますが、こういう人は実証主義ではなく実証主義レイピストだと思っています。」(2016-09-09 02:29:24)

 

ですが、有希子ちゃん程度で実証主義者だと笑う仲間たちの空想性を証言していることに気がついていません。更に、彼らが論理とかデータは重視していないことも証言しています。また、「論理とか」と「とか」を付けるあたり、有希子ちゃんが論理を軽視している姿勢が伺えてしまいます。

 

そして、極め付け。「レイピスト」を持ち出し、レッテル貼りをして人格攻撃をしています。呆れたものです。

 

最後に古谷氏の記事を紹介します。

 

古谷氏は強姦の認知件数が少ないから、認知されない件数が他国より多いと仮定しています。この仮定は正しいのでしょうか? 実際に強姦件数が少ない可能性に思い至っていません。

 

「女性に対して差別的な家族制度(夫婦同姓などもその一つ)がある国ほど強姦認知件数は少なくなっています。」と書いています。最初に古谷氏の間違いを指摘しておきます。結婚後の姓は夫の姓とするとは法律は定めていません。犯罪者ほど妻の姓を名乗るという説は正しいと思いますが。

もし、日本が夫婦別姓にしたら、強姦の認知件数は増える、つまり、暗数は減るのでしょうか。

 

古谷氏の低質なところは

いい加減なデータに基づき、

相関関係が無いところに相関関係を見出し

更に、悪いことに、相関関係と因果関係の違いがわからないためか、「女性に対して差別的な家族制度(夫婦同姓などもその一つ)」が強姦の暗数が多い原因の一つと指弾しています。言い添えますが、暗数が多いことは示されていません。

 

韓国は夫婦同姓ではありません。中国もそうです。この二国を加えたら、彼女の結論は変わるのでしょうか。