(新潮も)桜田義孝五輪相ディスり失敗。

週刊新潮(2018/11/01号)は『「安倍内閣」の時限爆弾』という特集を組んだ。

その中で取り上げられた一人が桜田義孝五輪相。この人、正直言って知らない。記事には、彼が戦時中の朝鮮人売春婦を指して「『慰安婦は職業としての売春婦』」と2016年に言ったと書かれている。ああ、そういえばという感じだ。正論だが、このままのスタイルなら国会答弁には向かない。それは記事が指摘する通りだ。

 

勿論、大臣の地位に据えられて大化けする可能性もないわけでは無いが、齢68。引退に向けての花道だろう。

 

新潮のテーマの一つは桜井氏がつくばエクスプレス開業で大金を得ていたこと。見出しには「「1億4000万円」濡れ手で粟」とある。

 

どんな腹黒いことを、と記事を読むと拍子抜け。

 

桜井家は土地持ち。つくばエクスプレスが2005年8月に開業したら柏市の土地が値上がりした。桜井氏の2014年4月届出の所得等報告書に土地譲渡売却で約7006万円、2015年4月の報告書に約7158万円の所得があった。

ここで、新潮は追い討ちをかける、桜井氏は、つくばエクスプレスの8両化や延伸を「熱心に訴えている」と。

 

確かに、8両化したり延伸すれば桜井氏の土地の値も上がるだろう。

だが、地元政治家なら、土地を持ってなくとも同じ主張はするだろう。

 

新潮の結びはこうだ。

大臣規範には、在任中は不動産取引などは自粛とある。

「よもや入閣を察知して”クリアランスセール”に踏み切ったわけではなかろうが、ともあれ次の取引はしばしお預けである。」

 

土地譲渡売却は翌年の報告書に記載される(政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律 elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=404AC1000000100&openerCode=1)。

従って土地譲渡売却の時期は時期は2013年と2014年。

今年桜井氏が大臣になるまでには選挙もあった。桜井氏に5年先に大臣になると見通せるほどの能力があれば、とっくに大臣になってるって。新潮もそこを見切ったから「しばし」と書いたのだろうに。

 

新潮は「違法性は見当たらない」「口さがない連中が”エクスプレス開業で売り抜けした”などと噂している」とも書いている。開業は2005年8月。記事では売却は2013年と2014年で開業から8~9年経っている。「売り抜け」とは無理がありすぎる。地元民はこれを承知して「口さがない」と断っているのに。

 

やけくそでディスっている。