クソしてる時に捕虜となった兵士は英雄か? テレ朝玉川徹

テレビ朝日の玉川徹社員(約54)が2018/10/24の『羽鳥慎一モーニングショー』で長広舌をふるった。玉川は不適切にも安田純平(44)を兵士に喩え次のように言った。

「たとえて言えば、兵士は国を守るために命を懸けます。その兵士が外国で拘束され、捕虜になった場合、解放されて国に戻ってきた時は『英雄』として扱われますよね。同じことです」(news.nifty.com/article/domestic/society/12144-111222/)

 

確かに捕虜となった兵士が英雄として遇されることもある。例えば先ごろお亡くなりになったアメリカのマケイン上院議員は英雄として遇された。

上院議員は、

1. 戦闘中に捕虜となった。

2. 生涯後遺症となる重傷を負った。

3. にも関わらず、拷問を伴う尋問にも官姓名、認識番号、生年月日しか答えなかった。

4. 釈放という甘い罠が差し出されても、自分より先に捕虜になったものを解放しろと断った。

5. 拷問の後、「自分は "black criminal" で "air pirate" であると書かれた反アメリプロパガンダの”告白”に署名させられた」が英文法を無視するなどして強制であることを示した。

(Wikipediaジョン・マケイン」)

 

映画『大脱走』(監督:ジョン スタージェス、主演:スティーブ マックイーン、配給:ユナイテッド アーティスツ 1963)では捕虜たちが脱走を抵抗の手段として活用している。脱走して敵を混乱させることは、ある意味、捕虜の権利だ。

映画のスティーブ マックイーンは英雄と称えられる。

 

だが、歩哨線の先に出て野糞を垂れているときに捕虜となった兵士はどうか? もし、マックイーンのように収容後抵抗すれば英雄と呼べなくもないが。

 

翻って安田純平はどうか?

 

純平は政府に悪態をついて政府の制止を振り切り国外に出た。危険地帯に赴き、さらに政府にババ垂れようとしていたところを捕まった。朝日新聞の2018/10/26付社説(www.asahi.com/articles/DA3S13740338.html)を見ても「独房で24時間身動きできず、寝ている間に体が動いてもいけない」程度の責めで済んでいる。(朝日は「拘束の厳しさは、想像を絶する」と書いているが、マケイン上院議員の場合どころか、過激派のリンチ殺人、李信恵ら「しばき隊」界隈が関与した暴行に比べてもさほどことには思えない。(自分が被るのはいずれもお断りだが。)

 

更に純平は己の愚かさゆえにテロリストに数億円の資金提供までして、さらなる悲劇を可能にしたらしいのだ。

 

こんな「兵士」純平をとても英雄とは遇せない。

 

純平はイスラム教に帰依した。

これは方便なのか、

それとも回心なのか。

回心だとすれば、日本に戻った純平は、蜜流れる天国で72人の処女と褥を共にする願いを抱きつつ「アッラー アクバル」と叫び、シハードを敢行するかもしれないのだ。

 

幻想は捨てよ>玉川

純平は見た通りの薄汚い愚かもなのだから>玉川

 

(文中敬称略)