忖度 NHKが福島原発事故番組をEテレでこっそり流す理由。

NHK Eテレ福島原発事故時現場に入った医師たちが苦闘する番組の宣伝tweet(*1)をした。

 

これに北丸雄二 @quitamarcoが次のように嘆き、東京新聞出身の「リベラル」ジャーナリストの頭の悪さと目が曇りきってしまっていることを示した。

 

「こういう番組を、プライムタイムに総合チャンネルで放送できないTV文化というのは何なのだろう。まずは制作スタッフに心からの敬意を払うとしても。ナレーションをしながら、吉川晃司が怒っているのがわかる。

6:46 AM - 9 Mar 2019 」

 

では、北村の疑問点を解いて差し上げよう。

 

まず、Eテレ自身が、この番組には「原発事故時の医療の準備はほとんどなく、国の指揮命令系統は混乱」という内容を含むことを明示している。

 

民主党が政権を取って年が経ち、首相も代わった。民主党政権二酸化炭素25%削減を(非現実的な内容に溢れる)マニフェストに入れた。言うまでもなく、これは、火力発電を削減し、発電源のアンバランスをもたらす。削減を補うために廃炉が既定路線だった福島原発の延命を民主党政権は決めた。この時、当然、安全対策を見直すべきだったが、政治主導を訴えたのに、民主党政権はそれを怠った。勿論、それまでの政権の責任もある。だが、原子炉の延命を決めた政権が最終責任を負う。それは民主党政権だ。

だが、民主党政権が危険性を認識できたとしても、おそらく安全対策は強化されなかっただろう。村田蓮舫(51)の安全軽視を重視する「活躍」を見ればそれは明らかだ。危険性を認識した専門家や官僚がいたとしても、潰されることが分かっている仕事に熱は入らない。

 

繰り返すが、NHK自身が「原発事故時の医療の準備はほとんどなく」と民主党政権の不手際を指摘している。更に「国の指揮命令系統は混乱」と菅総理無能とサボタージュをも批判している。こんな番組を「リベラル」なNHKが放送できるはずは無い。まして、今年は統一地方選、そして、参院選があるのだ。

 

北村よ、NHK民主党の「リベラル」残滓を忖度して「プライムタイムに総合チャンネルで放送」しないのだ。

 

同じ「リベラル」なお前はそれすらわからないのか。感情優先の「リベラル」だけあって知的停滞が目立つ北村だ。

 

北村よ、少しはTPOを弁えよ。

ああ、そうそう、君は官房長官会見のTPOを無視する望月衣塑子(44)と同じ東京新聞出身だったね。

 

 

(*1 

NHKドキュメンタリー Verified account   @nhk_docudocu 【9日夜】福島第一原発の事故発生直後、福島に入った医師たち。原発事故時の医療の準備はほとんどなく、国の指揮命令系統は混乱。医師たちには、命をめぐる重い判断がゆだねられた。独自入手した写真や映像。当時の医療現場の実態は?[Eテレ]」)