玉木 受託収賄疑惑は深まった「構造改革特区隠し」 #ガーベラ革命

 

(前編『玉木 受託収賄疑惑は深まった 「獣医師は足りている?」」』はこちら)

非国民民主党玉木雄一郎氏が7:44 AM - 13 Mar 2019に

「いまだにネットのデマを信じている人がいるのですね。

もう2年前の記事になりますが、念のため、反論ブログあげておきます。 本当に悪いことしてたら、今ごろ捕まってますよ(笑) 2017-08-21のブログ↓ 【加計学園問題】玉木雄一郎、ネット等のデマにすべて答えます」と

『【加計学園問題】玉木雄一郎、ネット等のデマにすべて答えます』(以下『すべて答えます』)と題する記事へのリンク(https://ameblo.jp/tamakiyuichiro/entry-12303468141.html)

を貼りtwwetしました。

 

玉菌氏は東大阿法学部を卒業され財務省主計局主査を勤められました。主計局といえば理論武装して予算を奪い取ろうとする各省の役人を反撃して値引きする仕事。玉禁氏も反撃は強いと思われます。ですが、守りは?

 

「本当に悪いことしてたら、今ごろ捕まってますよ(笑)」と駄魔鬼は言います。ですが、時効が成立していたり、被疑者に挙証責任を求めない警察/検察は立証困難な場合は捕まえません。

 

 

『【加計学園問題】玉木雄一郎、ネット等のデマにすべて答えます』のデマ、もとい、粗を指摘しましょう。

 

C.玉木氏は日本獣医師会や関連団体から献金を貰い、獣医学部新設阻止のための国会質問をした。

玉木氏は献金は受けたが、秋医師会側からの請託は無かったと主張しています。

ですが、お分かりの通り、全国民が納得するような請託が無かったことを証明していません。

 

不浄銭をもらったのが2012/12、国家戦略特区が施行されたのが2013/12です。(玉木氏はわざわざ赤字で強調して)

国家戦略特区での獣医学部新設に反対するために献金を受け取ることは、時系列的に言って不可能です」。

駄魔鬼氏はわざわざ赤字で「国家戦略特区での獣医学部新設に反対」と限定しています。官僚時代の癖なのでしょうか、発言を限定することで揚げ足を取られないようしています。また、一つの例を取り上げ、それが全体だと勘違いさせるテクニックを弄しています。

彼のtweetへの応答でも指摘がされていますが、構造改革特区は既に施行され愛媛県はそれを使って獣医学部新設を目指していました。これへの言及はありません。

 

また、玉木氏は「国家戦略特区が施行」と「施行」をつけて限定しています。では国家戦略特区がアイデアとして浮かんできたのはいつなのでしょう?法律はアイデアが生まれてから施行されるまで、1年ぐらいはかかるのではありませんか?戦略特区の法制化の動きが出てきた時点で獣医師会が潰しにかかっても不思議はありません。安保法制の騒ぎを見ればわかります。

 

獣医師会は、国家戦略特区以外の制度なら獣医学部新設を甘受するつもりだったとでも玉菌は主張するのでしょうか。

 

石破茂氏は玉木氏と同じ2012/12に獣医師会から100万円献金をもらっています。そして彼は、獣医学部新設を阻止する石破4条件を作りました(2015/06)。

玉木氏は、2015/06の「日本獣医師会の総会で、「おかしな方向に向かいそうになった際にはしっかり止める」と発言をしてい」たことを認めています。私には「貰ったお金のお返しはしてますよ。ついてはもっとご支援を。ヘッヘへ」と言っているように感じられました。

ところが、石破4条件が突破されたので、前言の手前、玉菌が慌てて2017/03に国会質問で阻止を試みたように見えます。

言うまでもなく、玉木氏はそうでは無いことを全国民が納得するまで証明していません。獣医学部阻止するために疑惑を捏造した。この事実が無かったことを玉木氏は全国民が納得するまで証明していません。

ところで玉木氏の上記「止める」発言がなされた2015/06は石破4条件の時期2015/06と奇しくも重なっています。『すべて答えます』で玉木氏は石破氏と気脈を通じていたとアピールしたかったと拝察します。

 

次は単なる私が抱いた疑惑です。

国会質問による受託収賄は広く知られています。抜け穴を編み出さねばなりません。

仮に十石会が玉菌に受託収賄を持ちかけるとして十石会は玉菌へ直接金を渡すでしょうか。例えば三石会と相談して、

十石会は三石会の議員へ100万円を献金し、

三石会は玉菌へ100万円を献金し、

十石会は「十医学部新設阻止の件、よろしく」と玉菌に告げるスキームはどうでしょう。

言うまでもなく玉木氏はこのスキームが無かったことを証明していません。

 

D.「献金をもらって国会質問することは贈収賄にあたり、逮捕されるような事件では?」

この質問は一般論です。ですから、YESが正解です。ところが、玉木氏は、請託が無かったことを証明せずに

日本獣医師会から獣医学部新設阻止を頼まれた事実もないことから、収賄等の罪が成立する余地は全くありません。

とこれまた赤字で否定しています。

明示的な請託はないかもしれませんが、口に出すまでもない請託、暗示的な請託、阿吽の呼吸あるいは忖度はあったのでしょう。もちろんこれらが無かったことを全市民が納得するような説明を玉木氏はしていません。

 

玉木氏は「陣中見舞いを受けた時点(2014年以前)では、彼らが国家戦略特区で獣医学部新設を計画していることを知る由もありません」とこれまた赤字で強調しています。ここまで強調されると、愛媛県が国家戦略特区以前から獣医学部新設に努力していたことを玉菌が強く認識していてそれを阻止するために暗躍していたのだと推測してしまいます。もしかしたら、これって馬脚?

『すべて答えます』の中で玉木氏は読者の注目を国家戦略特区にのみ集めようとしています。余程、構造改革特区などでの阻止活動には後ろめたいことがあるものと拝察します。

 

また、獣医学部新設は違法の疑いが強い文科省のお達しで阻止されていました。大学は文科省のご意向に逆らうと後が怖い。ならば、「権力の監視をする」夜盗が代わりにお達しを糾すべきです。

 

E.「開けた穴を総理の「お友達」しか通れないことにあります。

『すべて答えます』の中に

岩盤規制に穴を開けることには賛成ですが、今回の問題は、岩盤規制に穴を開けたことではなく、開けた穴を総理の「お友達」しか通れないことにあります。

とあります。これを素直に読めば、

獣医学部新設規制に穴を開けることには賛成だ。だが、「開けた穴を総理の「お友達」しか通れないこと」が「今回の問題」だ、となります。

開けた穴を総理の「お友達」しか通れない」ようにしたのは獣医師会とそれに連なる玉木氏氏や石破氏のような輩だとご自身も『すべて答えます』の中で自供しています。このことは置いておきます。

普通に考えると「今回の問題」を正す方法は、他のみんなも通れるようにする、です。

なのに、駄魔鬼はみんな通れるようにしろとは言っていません。

玉木氏の実際の発言は建前と随分違います。なぜでしょう?

 

F.石破4条件クリアの資料が無い

玉木氏は

加計学園が「4条件」をクリアしたことを示す政府内部の検討資料もなければ、ライバルだった京都産業大学との比較検討資料も残っていないと内閣府は言っています。」

駄魔鬼は議員です。ならば、資料の有無ではなく、クリアしたかを確認すれば良い。

石破4条件は

「①現在の提案主体による既存獣医師養成でない構想が具体化し、②ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき具体的需要が明らかになり、かつ、③既存の大学・学部では対応困難な場合には、④近年の獣医師需要動向も考慮しつつ、全国的見地から本年度内に検討を行う」

(「吉川泰弘のホームページへようこそ!」様 https://www.ayyoshi.com/石破4条件/)

です。

①②③は防疫を挙げれば十分でしょう。

の需要動向を文科省は示せませんでした。文科省は制限時間を延長してもらったのに需要動向を示せませんでした。これにより、文科省の規制の根拠が虚構だと分かってしまったのです。もしかしたら、定時後の課外の調査活動に勤しみすぎたか、裏口入学の手配と打ち合わせが忙しすぎて手が回らなかったのかもしれません。

尚、教授陣、設備文科省の設置審を通ったので、問題なし。

 

G.「ライバルだった京都産業大学との比較検討資料も残っていない」

京都産業大学は本当にライバルだったのでしょうか?

玉木氏が重要視する石破4条件には4条件以外のポイズン条件がありました。それは「本年度内に検討を行う」です。この時間制限は、おそらく、石破氏が十分な提案をできないようにするために仕込んだポイズンでしょう。実際これは効き目があり、京産大は準備不足で応募提案を断念しました。準備ができていた愛媛県が針の目をくぐり抜けることができたのです。反獣医学部新設グループは、教授が足りないから開校は不可能と表明しました。後発の京産大は人の手当にも失敗したのでしょう。

京産大が応募しない以上、同大学との比較は無意味と駄目木は考えないのでしょうか。

京産大をライバルの座から蹴落としたのは獣医師会と通じていた石破氏が作った石破4条件の時間制限です。ですから、愛媛県を有利にしたという駄目木の非難は当たりません。

 

高橋洋一教授が指摘したように、国家戦略特区の規制緩和は試験を受けられるようにしただけです。合否は文科省が判定します。国家戦略特区の規制緩和は合格を保障するものではありません。なのに、駄魔鬼らは何故ここまで反対したのでしょう。単に、文科省に合格させるなとねじ込めばいいだけなのに。

 

ああ、裏口入学がありましたね。裏口入学超党派共通の利得ですから。

 

玉木氏がここまで獣医学部規制緩和に反対するのは金、支援などの利益供与があったからだと邪推せざるを得ません。

 

やはり、「岩盤規制に穴を開けることには賛成です」は嘘なのでしょう。