同性愛結婚を擁護する弁護士の苦闘(笑)

BuzzFeed.Newsが『同性愛者に「結婚」はいらないとする人へ。弁護士の反論をまず読んでほしい』(https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/s-marriage2)を載せました。

 

その中に

<2.結婚は子どもを産み育てるための制度ではないのか>

があります。説明は以下です。

<法律上、子どもを作らなければ、結婚できないというルールはない、と弁護団は解説する。

本来、結婚制度とは、当事者2人が幸せに暮らす権利を守るための制度。それゆえ、弁護団は「子どもを作れない同性カップルの結婚を否定する理由にはならない」との見解を示す。>

弁護士の苦衷が読み取れます。

まず、揚げ足を取りましょう。

<法律上、子どもを作らなければ、結婚できないというルールはない>

その通りです。法律は、

婚前交渉して子供が出来たカップルのみ結婚できる。

とは書いてありませんね。

 

弁護士はズルい。

<当事者2人が幸せに暮らす権利を守るための制度>と弁護士は言いますが、法律には<幸せに暮らす>なんて書いてありません。

<当事者2人>としていますが、憲法には「両性」「夫婦」とあります。ちょっとすり替えて意味を変えてしまう。流石です。

 

憲法が出ましたので一言。

弁護士は同性婚を認めるために憲法改正を要求していません。なぜでしょう。その手の弁護士だからでしょうね。日本を分断し、弱体化させたいからだと勘ぐってしまいます。

 

結婚とは性的に魅かれあった女性と男性が安定的に性的関係を持つことを公的に認めることから生まれた制度です。性的関係を持てば、そして、天の配剤があれば、子供が産まれます。見方にもよりますが、天の配剤はさほど厳しいものではありません。近世から戦前の日本の実績からすれば妊娠中や授乳を考慮して2年に一度可能です。

日本は伝統を大切にしています。出典は儒教だそうですが「三年子なきは去れ」という言葉があります。これを見ますと、結婚は<子供を作る>ことが要件(の一つ)であることが分かります。

結婚という制度が始まった頃の科学技術では結婚して子供が産まれるかどうかは事前に判定できませんでした。結婚して子供ができることを期待するしかありませんでした。

けれど、科学技術が発達していなかった当時でも子供が出来ないと判定可能なケースがあります。同性同士のまたは犬などとの性交渉です。

(ああ、弁護士の中には犬から生まれたような人がいるという反論は受け付けません。)

 

日本国憲法アメリカが作ったので英米法の流れを組みます。英米憲法ではなく憲法典を大切にします。即ち、法律に書かれていない合意を大切にするのです。

法律の字面しか見られない法律家は日本の法律家として相応しくありません。