保阪正康の命中率99%でもだめへの反論「特攻は日本の恥部、美化は怖い」
元朝日新聞が佐藤章が捏造ぽいtweetをした。彼の父親から聞いた話という触れ込みなのだが、父親が嘘をついたのか佐藤がでっち上げを書いた疑惑が深まった。(疑惑の指摘は以下 https://togetter.com/li/1339286)
佐藤への追求に添付されていたのが保阪正康の『特攻70年
「特攻は日本の恥部、美化は怖い」 保阪正康ご老体(79)さんインタビュー』(2014/10/24)(http://mainichi.jp/articles/20141024/mog/00m/040/003000c)。
(https://books.google.co.jp/books?id=zFoxDwAAQBAJ&pg=PA48&lpg=PA48&dq=特攻は日本の恥部、美化は怖い&source=bl&ots=IaogLFCGOJ&sig=ACfU3U2bYsOc6gkutT8Ldsr59QKWClWZ0w&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwijmvHvyITiAhWtJaYKHa2eBfcQ6AEwB3oECAkQAQ#v=onepage&q=特攻は日本の恥部、美化は怖い&f=false)
批判の一部は先に書いた。
『保阪正康の「エリートは前線に行かず、戦争を美化するんです」への疑問』
本編は続きである。
次に保阪の記事『特攻は日本の恥部、美化は怖い』の馬鹿馬鹿しい保阪の仮定をあげつらう。
<特攻は日本の恥部です。命を慈しむ日本の文化や伝統に反する事です。命中率99%であったとしても、ダメなんです。>
特攻の命中率が99%なら100機で特攻すれば200隻の大艦隊でも99隻に損害を与えられる。実際は重複があるだろうから90隻だとしても約半数の艦に損害を与えられる。攻撃を調整すれば空母と戦艦を大破できるだろう。
大破できなくとも空母は使用できなくなり、対空火器はその数を減ずる。雷撃機による通常攻撃も行えば損傷艦を撃沈できる。米軍はこの損害に耐えられないだろう。
保阪は愚かだから気が付いていないが、特攻の成功率が99%なら通常攻撃の成功率も50%はあるだろう。成功率が50%なら特攻を採用する理由が無い。
前稿に
<通常攻撃だと攻撃成功率 1%、帰還率 35%(但し再使用可能な機体は25%)
特攻だと攻撃成功率 5% 帰還率 30%(*1)
(*1 機材の故障や敵発見できないため帰還する率も高かった。『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか 』(鴻上尚史 講談社 2017)の陸軍のパイロット佐々木友次氏は8回離陸して投弾したのは2回。あとは機体不良、直掩機とランデブーできないなどの理由で引き返した。)>
と書いた。通常の攻撃の成功率がほとんど0%だから特攻を採用したのだ。
もし、通常攻撃の成功率が0%で特攻の成功率が99%なら、特攻の志願者は十分いると思われる。
その場合は保阪の如きは「何故、通常攻撃で犬死にさせるのだ。パイロットの志を無視している」と批判するだろう。
本当に保阪は愚かだ。