澤田愛子の「F(ファントム)35戦闘機」はさほど間違ってはいないが
澤田愛子(自称)研究者はF-35のFをファントムのFだとした。
<安倍首相がトランプにしっぽを振り爆買いさせられるF(ファントム)35戦闘機は欠陥だらけが実態。米国でも日本でも墜落した。日本では墜落機の自衛隊員の遺体すら見つかっていない。そんな事に関心を示さず、安倍氏は国会の許可も取らずに1兆円もの税金で爆買いだ。あなたはそれでも支持するのか。
2:39 AM - 29 May 2019>(https://twitter.com/aiko33151709/status/1133669099177824257?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1133669099177824257&ref_url=http%3A%2F%2Fkyousuke-jiyuujin.net%2F2019%2F06%2F02%2Fpost-6191%2F)
これを次のように批判する人がいる。
F-35のFはファイターのFである。
これは文句なく正しい。
次の批判もある。
ファントムはPhantomなのでFをファントムとするのは間違い。
これも一応正しい。
だが、愛子ちゃんは、爆撃機(bomber)「ボマー」を「ボンバー」と発音してしまう同年代の池上彰(#いけがmetoo)さんとは違い、
教養人だ。『オペラ座の怪人』(ガストン ルルー 創元推理文庫)の原題を当然知っているだろう。原題は"Le Fantôme de l’Opéra"なのだ。フランス語のファントムはFから始まる。
「こんな批判をする奴は『オペラ座の怪人』(ガストン・ルルー創元推理文庫 1987他)すら読まないのか!!」と津原泰水さんに叱られてしまう(笑)。
愛子ちゃんはお年だ。だから、第二次世界大戦のことも覚えている。アメリカ軍の傑作戦闘機ムスタングのことも覚えているだろう。ムスタングの制式名称はP-51。Pは追撃機(Pursuit)を意味する。お年がお年だけに愛子ちゃんは混乱したのではないか。
それより愛子ちゃんの指摘されるべきミスはF-35購入資金が国会の承語無しとしたところだ。
愛子ちゃんは予算委員会を知らないのか。そして予算案は(原則)衆参両院の議決を必要とする。
ちなみに、墜落したF-35Aの予算はは民主党時代に国会を通った。