MacOS 10.15 CatalinaのSidecarを非対応Macで使う

MacOS 10.15 CatalinaにはiPadなどをMacのサブディスプレイとして使えるようにする新機能Sidecarがある。残念なことにSidecarは古い機種では動かなかい。

Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith on Twitter)様によると、その理由はIntelのCPU Skylake以降に搭載されているHEVCインコーダー/デコーダー機能がSidecarで使われているから。

実際、私の初代MacBook Retina(2015)ではSystem PreferencesにSidecarアイコンが出てこない。

Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith on Twitter)様は次の回避策を見つけてくださった。

defaults write com.apple.sidecar.display AllowAllDevices -bool true; defaults write com.apple.sidecar.display hasShownPref -bool true; open /System/Library/PreferencePanes/Sidecar.prefPane

これを実行し、rebootしたらSidecarが使えるようになった。(とは言っても遅くて実用性は無い、画面もちらつく。)

接続はUSBでもWi-Fiでも可。

Apple pencilも使える。

現時点の問題点はMac側の解像度が落ちること。Display Preferenceでなんとかできるのかもしれないが、Sidecar稼働中だとDisplay Preferenceは開けない。SwitchResXのbeta版でこれに対応できるが、画面のレイアウトが変わってしまい厭わしい。