高橋洋一氏でも間違える? 若者は保守化しているのか

高橋洋一氏が『若者は保守化しているのか 雇用改善で政権支持の実態、左翼色強い報道にも縁遠く』(http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171017/soc1710170005-n2.html)で

1. 2016/11の調査で支那に親しみを感じる人は若者で31.1%、60代で12.8%なので「若い世代ほど「保守化」「右傾化」していない

2.「自民党支持についてみてみると、若い世代ほど支持する割合が高くなっている。

3.  「より正確にいえば、若い世代は、それほど「保守化」していないが、」安倍支持が「強いと説明することができる。

 

高橋氏はその原因として

・若者は雇用重視

・若者の情報源はテレビ以外もある。

・老齢世代の情報源は左巻きのテレビがメイン

としている。

 

高橋氏の説が間違っているとは言い過ぎだが、問題点はある。

若者の意識に踏み込んでいない。

 

「読売・早大共同世論調査」の記事

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(https://pbs.twimg.com/media/DG57nXCUIAENNT2.jpg:large)(ミスターK @arapanman様のtweetより引用)

を見ると若者にとっては自民党は保守ではないのだ。

実際、自民党の政策は「リベラル」色が強い。何しろ、総理大臣が、賃上げしてよ、と経団連に頼み込んでいるのだから。

 

それに対して、共産党は(元来は9条反対だったのに)千年も前から9条守れと言い続けていたように喧伝している。そもそも共産主義なんて古びてカビが生えている。これを名としているのだから、名は体を表す、恐るべきアナクロ保守だ。

 

自民党は長年保持してきた政権を更に維持するため、日々変わる情勢に対応しようとしている。野党の能力が低下してしまい、「なんでも反対」野党に堕してしまっている。自民党の対応策に反対することしかできないのだ。結果として野党の主張は現状墨守の保守になっている。

 

結果として野党の主張は現状墨守の保守になっている。

 

自民=保守という概念が固定していない若者には、こうした実態を見て、維新以外の野党は保守反動だと正しく認識するのだ。

 

今も昔も若者は活動する分野が広がる可能性が高くなる(カッコ無しの、本来の意味の)リベラルが好きなのだ。