北野隆一「編集委員」に見る朝日の訂正と謝罪
フェイクニュース(fake news)メディアとして有名な朝日新聞の北野隆一編集委員が次の訂正と詫びを自身のTwitterに掲載した。
「石井孝明さんに対する下記のツイートについては、ご指摘のとおり、私の誤読だったようです。大変失礼しました。「ご訂正ください」の部分を撤回し、石井孝明さんにお詫びします。」
隆一は石井孝明さんの下記tweetに反応してデマを流した。
「ちなみに朝日新聞北野隆一氏は、皇室を罵倒、沖縄で暴力を煽る、無政府主義的な某外国人の記事を何度も書いている。よほど親しいらしい。そして皇室担当記者だと。戦前なら、近衛師団憲兵中隊が彼を取り調べ、朝日新聞にガサ入れをしてると思う。いい時代になったのか。平和ボケなのか
6:21 AM - 21 Aug 2018」
隆一のデマは以下。
「石井孝明さんは「朝日新聞北野隆一氏は、皇室を罵倒、沖縄で暴力を煽る」とツイートしていますが、私は皇室を罵倒したことも、沖縄で暴力を煽ったこともありません。事実と異なりますので、ご訂正ください。」
石井さんの発言を分解すると
"朝日新聞北野隆一氏は、(((皇室を罵倒)、(沖縄で暴力を煽る)、(無政府主義的な))某外国人の)記事を何度も書いている”
であり、隆一のデマ
「朝日新聞北野隆一氏は、皇室を罵倒、沖縄で暴力を煽る」
では無い。
こんな読解力なら隆一は編集委員にはなれない。こんな低レベル編集委員が居る会社の文が大学入試に出題できるはずもない。
よって、隆一は正しく読解したが、平常運転の切り取りを使って石井さんに因縁(あや)をつけた、もしくは自分が次のように誇る「フォロワーが6500人に達しました。約2カ月余で500人増えました。」フォロワーに「石井って奴は嘘をつく奴だ」と印象付けようとしたのだ。
隆一のTLを見ていくと、奴を忖度したのだろう、「嘘つくな」ではなく、誤読の指摘が相次いだ。
するとこんなのも湧いてくる。
有田和生「北野さんが誤読をされたのはわかりました。
が、自称ジャーナリスト、石井氏の文書は誤読を呼ぶほどの悪文であることも確認できました。」
類は友を呼ぶ、の実例だ。
有田のK2の穴は小さいらしい。奴の投稿を諌めた人を和生は速攻でブロックした。香山リカといい勝負だ。
TLの流れに負けて、渋々、隆一が出した訂正が冒頭のtweetだ。下で述べるが隆一の文は訂正にも謝罪にもなっていない。
なのに、石井さんは優しいのか、隆一の訂正で矛を収めてしまった。
隆一の訂正には看過出来ない点がある。
隆一のデマ文は
「石井孝明さんは「朝日新聞北野隆一氏は、皇室を罵倒、沖縄で暴力を煽る」とツイートしていますが、私は皇室を罵倒したことも、沖縄で暴力を煽ったこともありません。事実と異なりますので、ご訂正ください。」。
隆一が上記から撤回するのは「ご訂正ください」のみ。
すると、訂正後の文は
「石井孝明さんは「朝日新聞北野隆一氏は、皇室を罵倒、沖縄で暴力を煽る」とツイートしていますが、私は皇室を罵倒したことも、沖縄で暴力を煽ったこともありません。事実と異なりますので、」。
訂正後の文を要約すれば「石井孝明さんは事実に反するtweetをした」。訂正後の文は「石井孝明さんは虚偽を以って私(隆一)を誹謗中傷するような輩だ」を含意したままなのだ。
これが朝日の訂正手法だ。語句の訂正のみを修正して、その含意を訂正することはまずしない。
隆一の訂正文には「私の誤読だったようです。大変失礼しました。」とあるが、明らかに誤読であり「誤読だったようです」は間違い。
また、「大変失礼しました。」は、礼を欠いたことのお詫びだ。つまり、「龍一、てめえは犯罪者だ」と発言した後で、「「龍一」と呼び捨てにしたことは礼を欠きました(だが、犯罪者のところは謝罪しないよ)」と言っているのと同じだ。
朝日は慰安婦デマの英語の訂正をネットに上げたが、これを隠蔽し続けた。
(文中一部敬称略)