朝日新聞は世論形成能力を失いつつある
虎ノ門ニュース(2017/06/02)で須田慎一郎氏が次のように発言した。
過去に朝日新聞はリクルート事件に乗じて倒閣運動をして竹下内閣を潰した。
今回、森友=辻元学園と加計学園を利用して倒閣しようとしているが、ほとんど影響が無い
朝日新聞にはこれに焦りと恐怖があるようだ。
FACTA(2017/05)によれば、朝日新聞の実売数は約445万部。
「数は力なり」を数理モデルを使って示したものの一つがランチェスターの法則だ。これをマーケティングに応用、派生した田岡・斧田シェア理論)によれば、10%のシェアが無いと市場に影響を及ぼすことができない。
実売445万部を何人が読むか?
1世帯の平均人数は2.49人(2014/06/05付け)。駅売も多いが、会社やラーメン店で読む人もいる。1部を3人で読むとして1335万人。総人口の10%程度だ。
と述べている。
森友=辻元学園と加計学園による倒閣運動が捗々しくないのも、世論形成能力を失ったという渡邉さんの推定の証左と言えよう。
ランチェスターが出てきたので、ついでに一言。
ランチェスターの法則では戦力の逐次投入は避けるべきだとされている。森友=辻元学園と加計学園騒動についていうのなら、どうせネタ源は一つなのだから、強い(偽)証拠は最初に出さないといけない。なのに逐次投入している。これでは勝てないのだ。
もっとも、最初から勝つことを目的とせず、嫌がらせを続けることが目的なら、この戦略も正しい。朝日にも知恵者はいるだろうから。
前川喜平と「私はコレで会社を辞めました」おじさんが似てる件
昔禁煙パイポという商品があった、そのテレビCMの最後の方ででクスリとさせるおじさんがこれ(https://www.youtube.com/watch?v=-Fj5CcYWPMIより引用)
もしかしたら、本当はコレで辞めさせられたのが、温情で法律違反にしてもらった前川喜平くん(産経新聞様
http://www.sankei.com/affairs/photos/170525/afr1705250023-p1.htm
より引用)
辞めさせられてから時間が経っているからか、悔しそうではないですね。
女系天皇?
『出口治明の0から学ぶ「日本史」講義』には満足できない。2頁に詰め込まねばならないので仕方がないのだろうが、説明不足が目立つ。
2017/05/25では、奈良時代は女性が活躍した時代で、そのロールモデルは則天武后だとしている。
天武天皇以前では、豪族の合議により力のあるものを王族から選び大王にしていたが、持統天皇以降はそれが崩れた。
女帝が上皇になったり重祚をしたことを持って女性が政治的力を持っていたとしている。この見方は現在主流になりつつあるという。
説明不足だと思う。
1.女性が力を持ったという見方は現在のフェミニズムや女系天皇容認派の見方ではないのか?
2.日本では女性の地位は低かったのか?主神は天照大神だよ。それに、神功皇后。
3.持統天皇のおじいさんは蘇我氏。蘇我氏が権力を握って、天皇の地位転がしをしたのではないのか?
「(女性である)元明天皇は715年には娘の氷高内親王に位を譲り、元正天皇が誕生しました。元正は女系です」とあるが、出口ってこんなレベルかよ。この後に「元正の父は草壁皇子であり」とある。おいおい、出口君よ、草壁皇子は皇太子だった(皇太子だったとされたという説もあり(Wikipedia「草壁皇子」))御方ですよ。出口ちゃんは、もし、草壁皇子が即位なされた後に元正天皇が誕生しても「元正は女系です」と主張するつもりかね。
「元正は36歳で即位するまで独身を守り、その後も終生独身を貫きました。これはいつでも登板できる天皇候補として、またその子どもが次の天皇候補とならないよう、備えさせられていたからだという見方もあります。」そういう見方は正しいが、詰めが足りないと考える。
元正天皇が親王と結婚すればその子が天皇になっても問題はない。では、なぜ、独身だったのか?相応しい親王がいなかったのかもしれない。
ところで、元正天皇の祖父母天武天皇と母持統天皇はおじと姪の関係であり、父母の草壁皇子と元明天皇は甥と叔母の関係にあった。親王と結婚、つまり、血族結婚は望ましくないが、他系と結婚すると女系天皇の問題が発生しかねないので、積極的に避けたという見方もできる。
出口という人はどっかの社長なんだって? ベストセラーの著者でもある。そのうちなんとか審議会に選ばれるのかなあ。でもこの程度の人なんだよ。
安倍首相「熟読して」
週刊文春のコラムの劣化が目立つ。
2017/05/25号の『新聞不信』(翼)は『「熟読して」発言を批判しないのか』というタイトルで国会での安倍首相発言への新聞の対応を批判し、『池上彰のそこからですか!?』では「(新聞を熟読してくれ、などと誰かさんのようなことは言いません)」と揶揄している。
翼も池上も帽子は一つしか持っていないのだろうが、安倍首相のキャップの数は一つではない。首相、自民党総裁、自民党議員、私人などのキャップを持っている。
安倍氏の憲法改正の方向性についての発言は、(総裁という地位にはあるが)一自民党議員である安倍氏のキャップの下でなされたものだ。
「熟読して」は衆院予算委員会での発言だ。では、その場でのキャップは何かと言えば政府答弁者である首相のキャップだ。首相の立場で自民党の一議員としての発言ができるはずもない。なぜなら憲法改正の発議は立法権を有する国会がするものだ。行政権の長たる首相がそれを行えば越権であるし、違憲の可能性も出てくる。
そんな発言をすれば、ジャッカル野党やハイエナパヨクが色めきだって噛みつくだけだ。
ああ、これらの批判は顎が寂しいパヨクの恨み節か(笑)。
「なしくずしの左傾化!?」だろう
週刊文春のコラムの劣化が目立つ。
掲載文のタイトルは編集部がつけることも多いそうだ。本稿では、「尾木」と書いた場合編集部も含めている。
今回の『尾木のママで』のタイトルは「なしずしの右傾化!?」だった。
取り上げている問題は、03/31に公示された新学習指導要領で
・銃剣道が例示されたこと、
・教育勅語の取り扱いについて。
文末は「一連の動きの背景になにがあるのか、なんだかザワザワするわね……。」
聖徳太子と鎖国の復活に半分以上の紙幅を割いているのでこれがメインだろう。
だが、注意して欲しい。これらの復活は、変更ではなく、現状維持だ。
即ち、「なしずしの左傾化」を阻止したに過ぎないのだ。
更に、銃剣道についてちょいと調べれ見れば、スポーツ庁の担当者が、国体にも採用されていると話していることが分かる。
更に、朝日新聞ですら、銃剣道が追加としてのは誤りで、従来から指導要領解説編に例示されており、今回は他の武道とともに一括して要領へ移したとだけと認めている。
辻元学園は尾木ママの常識を失わせる - dangun’s blogで尾木ちゃんと子供扱いしたが、訂正の要はなさそうだ。
小池・赤旗は、突き詰めれば、生物化学兵器と核武装容認だよね。
小池晃・赤旗の以下の発言を敷衍すれば日本の核武装を促進することになりますよね。
『小池氏は(略)「一方的な軍事攻撃も辞さないようなトランプ政権にどんどん追従していくという危険な道を日本は歩いていいのか。今こそ自国の進むべき道は自分の頭でしっかり考える、自主自立の外交、対米従属からの脱却が必要だ」と強調しました。』
(しんぶん赤旗 2017/04/11)
北朝鮮の黒電話から「また、1000億ドル借款させるニダ。」言ってきました。
日本は「と仰いましても・・・。前回の1000億ドルの返済がまだなのですが。」
黒電話「俺の人差し指は発射ボタンの4cmのところにあるニダ。」
このように言われると1000億ドルを名目上は借款実際は無償贈与しなければなりません。これでは自主独立とは言えません。
「4cmのところにあるニダ」には「何を!こっちは3cmだ」と応じられてこそ、初めて自主独立の外交が可能となります。
小池・赤旗が本当に「対米従属からの脱却」して真の「自主自立の外交」を行うつもりなら、核と生物化学兵器を持たなければならなくなります。