分析 室井佑月の「頭おかしい」と青木理
室井佑月が「頭おかしい」と放送中に言い放った。
(後で分かるように室井に敬称を付ける気にはなれなかった。また青木理ちゃんにはその発言レベルに相応しい敬称をちゃんと付けた。)
「頭おかしい」には主語が無い。主語を推測してみる。テレビ朝日の小松靖アナウンサーとジャーナリストの青木理ちゃんが言いあっているが最中に「頭おかしい」が発っせられた。
言い合いは次のようだった。
小松アナは理ちゃんに、批判ばかりしてないで対案を出したらと迫った。
小松アナの指摘は正しい。いつも同じミスをしている人に注意だけして対策を打たないのはお役人かパヨクだ。
意外な迫られ方をされしまった理ちゃん、精神に空(うろ)がきて狼狽、対案を出すのはジャーナリストの任務ではないと逃げた。
あれだけ批判ばかりをして対案を考えない理ちゃんは何かが何本も欠けている。以後、彼を理ちゃんではなく、埋ちゃんと呼ぶことにする。幼稚な埋ちゃんにアドバイスしておこう。対案を取材するのはジャーナリストの仕事だと思うよ。
ということで埋ちゃんの敬称は相応しいものにした。
状況からして「頭おかしい」小松アナに向けられたものだと判断する。但し、以下の議論は埋ちゃんに向けられたものだとしても通用する。
物事は整理をすると分り易い。この場合は
「頭おかしい」か、
「頭おかし」くない
のどちらかだ。だが、世の中白と黒で割り切れるものではない。グレーの場合も考えよう。
1. 小松アナが本当に「頭おかしい」い場合
(断っておくが私は決して小松アナが「頭おかしい」とは思っていない。議論を進めるためそう仮定しているだけだ。)
人は障碍を持つ人にそれを指摘したりはしない。ちょうど室井に向って「ブス」(*1)とは言わないように。
(*1 当社比)
そんなことを面と向って、しかも大衆の前で言うとしたら、それこそどうかしている。
さらに悪いことに室井が発した「頭おかしい」は人格否定の言葉だ。
ブスには救いがある。
「あの子、ブスなのよ。あ、猫が好きだって。」
「へえ、可愛いとこあるのね。」
が、「頭おかしい」には?
「彼、頭おかしい。あ、猫が好きだって。」
「え?!殺すのが!?!?」
小松アナはご家族をお持ちだと思う。室井は視聴者数百万人の前でそんなことを言ったのだ。ご家族のお気持ちを室井は考えなかったのか。また、心無い人々からの指弾はいかばかりか。
詐欺師に向って「詐欺師」と言う場合でも充分な根拠が必要だ。根拠が無ければ、それは中傷と見なされる。室井は「頭おかしい」発言の挙証責任があるのにそれを果していない。そもそも、室井は証拠を持っているのか?
よって室井の発言は不適切だ。
2. グレーの場合
(再度、断っておくが私は決して小松アナが「頭おかしい」とは思っていない。議論を進めるためそう仮定しているだけだ。)
このケースが一番気を使う。完全に「頭おかしい」人は自分は正常であると信じきっている。だが、グレーの人は当人が気にしているかもしれない。
悩んでいる人に向って、それも数百万人の前で、室井はグサっと刺したのだ。
視聴者からそういう目で見られ、指弾され、一層悩みが深まった小松アナは平常心を失ってしまうかもしれないのだ。
室井は思い遣りの無い、血も涙も無い人だ。いやいや、そもそも人なのか。
3. 「頭おかし」くない場合
この場合は室井は数百万人の視聴者に向って嘘偽を言って中傷したことになる。
当然謝罪と賠償を室井はしなければならない。
どの場合を見ても、室井の「頭おかしい」発言は不適切だ。室井は発言を撤回し謝罪しなければならない。
また、テレビ朝日は自社のアナウンサーが中傷されたのだから、獣(手書きで「室井」と入力すると何故か「獣」に誤変換されやすい。IMEはMazec)の陳謝を広め、かつ、今後の起用は、室井が悔い改め、それが型として明確になるまで控えるべきだ。
BPOも小松アナの人権救済のため審理をしなければならない。