飛車取りは詰みではないよ>IWJ

IWJに触れたので(

林芳正文科相就任会見マスコミ採点 - dangun’s blog

)サイトを覗いてみた。

お馬鹿な記事が並んでいた。一つを取り上げて比評する。 

 

記事は『「敵基地攻撃能力の保有」を政府に提言した張本人が防衛相に就任!さっそく会見で保有検討を明言!しかし「ミサイル無力化」など不可能!先制攻撃の結末は残存核戦力による日本全土への「報復」だ! 2017.8.5』

(注 IWJに登録する気は無いので、以下の比評は非登録者が読める範囲による)

 

記事は敵地攻撃に反対するもの。

論旨は

1. 敵地攻撃をしてもミサイル全部を潰せないかもしれない。

2. 敵は残存したミサイルを使って日本を核攻撃する。

3. よって敵地攻撃能力を持つべきでない。

 

この推論の1.から2.の間にはギャップがある。

ミサイルを潰されたら「やべ、日本マジだ」と青くなり、形式的な報復に留める可能性がある。

更に、残った核ミサイルを全部日本に使ってしまうと、例えば、支那に対して核の脅しができなくなると、賢い指導者は計算する可能性もある。

よって推論としては正しく無い。

 

 

このIWJの思考法を見ると次のことが言える。

・IWJに江戸の火消しは任せられない。

江戸時代の火消しは家を壊すことで延焼を防いだ。

1.からすると、IWJは「我々の目的は家を守ることだ。家を壊すことでは無い」と一所懸命桶で水をかけるが、被害を大きくしてしまう。

 

・賭け将棋を指すとしたらIWJとやりたい。

2.からすると、IWJに飛車取りの手をくらわすと投了するからだ。

 

最後に、パヨクは議論のとき「差別」だとか思考停止ワードを使って自分達の都合の良いところで議論を終わらせようとする。彼らは議論を突き進めようとはしないのだ。

例えば、2017/08/11放送のTBS「ひるおび」で室井佑月女(*1)は

(*1 「女」は接尾語の「女」。「加賀の千代女」の「女」)

飛翔中のミサイルを迎撃すると、「破片が飛んできて、迎撃も危ない」と言った。

だが、議論の次のステップは、それでは危なくないところ(北朝鮮の近海、ミサイル基地)でミサイルを破壊しようとなるはずだ。たが、それは室井女としては導き出したくない結論なのだろう。

IWJの推論でも2.がそれだ。核ミサイル4発喰らうより2発の方がマシだと私なら考える。

 

心理学の知見から、人は抽象的な思考が苦手だ。次の喩え話しならIWJや室井女でも理解できるかもしれない。

 

鼻つまみの隣人にあなたの家の塀に泥団子をぶつけられて困っている。隣人が泥団子を4つ用意しているのを見つけた。隣人が目を離している隙に何個か取り去ることができるかもしれない。どうしますか?