江川紹子の些細なミスと坂本弁護士殺害TBS関与についての無理目な推論

オームウォッチャーとして名高い江川紹子さんが坂本弁護士を祈念して『坂本弁護士一家殺害事件から30年  ~事実や教訓を正しく後世に伝えたい』(https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20191103-00149458/)

を世に問うた。TBSに言及が無いと批判を受け、江川さんは『坂本弁護士一家殺害事件とTBSビデオ問題~麻原はいつ殺意を抱いたのか』(https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20191104-00149575/)

を出された。おっとり刀なので、「空中クンバカ」のようなミスもあった(正しくは『水中クンバカ』現在訂正ずみ。以下の議論は訂正前の江川さんの文に基づき展開する)。

 

江川さんはTBSに触れなかった理由としてTBSビデオ問題が動機となって坂本弁護士殺害事件が起きたとする明確な証拠は無い、だから、触れなかったと『~麻原はいつ殺意を抱いたのか』で弁明された。

 

けれど、江川さんは『~麻原はいつ殺意を抱いたのか』の中で次の推測を展開している。

・殺害第一ターゲットは牧週刊新潮編集長だった。

・だが、牧編集長は捕捉が難しかった。

・<こらえ性がない麻原は、すぐに結果を求めた。>

・<坂本弁護士を狙う理由説明について麻原が説明する場面の岡崎証言である。

坂本弁護士にこれ以上悪業を積ませてはいけないんで。坂本弁護士は法的手段をもって今後徹底的に〔オウムを〕たたくよ、被害者の会も大きくなる、このまま放っておいたら大変なことになる。だからポアしなければいけないんだよ。先日、青山弁護士とマイトレーヤ上祐史浩〕が話し合いに行ったけれども、全く話にならんかった。だから、こう決めたんだと、そのように言っておりました」>

 

江川さんが挙げるTBSビデオの中で坂本弁護士

<やはり弁護士として、法律問題だと考えざるをえないということなんですね>

と話している。麻原は<坂本弁護士は法的手段をもって今後徹底的に〔オウムを〕たたくよ>と言った。坂本弁護士のTBSビデオ発言と麻原の動機には関連がある。

 

少なくとも、TBSビデオでの坂本弁護士発言も寄与して麻原をして坂本弁護士殺害せしめた、と私は考える。紙幅の関係もあるが、江川さんの記述に不足があると考える。