処女と童貞の増加、非婚化の原因は若者の貧困化だけなのか

『性交渉、経験なしが25％　日本の18～39歳男女』と共同が配信(*1)し、

『30代、1割が性交渉未経験＝男性は低収入と関連－東大』と時事(*2)が配信した。

ネタ元は東大とスウェーデン・カロリンスカ研究所のチームの研究。

研究チームは非正規雇用がその原因では無いかとしているが私は見落としがあると思う。

日本でもAID感染が広まり、様々な媒体で注意が呼びかけられた。学校でも性教育で取り上げら今も続けている。

子供も様々。先生を無視して青春を性春と読む子もいれば、従順に清春と読む子もいる。

時事は

<18~39歳の男女の未経験率は2000年前後までは低下し、その後上昇に転じていた。>

と報じている。

AID教育を受けた子の何割かがセックスを避ける傾向を持つようになり、それを基盤として上に低経済成長とスマートホンのインパクトが重なれば、性体験を避けるようになると考えられる。実際、AID教育を受けた世代が性衝動にかられる18歳になった2000年頃から経験率が下がり始めている。

悪いことにスーパーフリー事件も起きた。これでヤリサーは萎縮した。

更に、フェミニズムは大学のミスコンにも嘴を容れた。フエミニズムが行なっているビクトリア朝ばりの性の抑圧が経験率減少に輪をかけたのだ。

喫煙を見てみよう。以前は男性は誰でも煙草を喫った。けれど素人女性は喫煙しない雰囲気があった。そのうち、素人女性の喫煙も許される雰囲気が醸成されると男性の喫煙者は減少しているのに女性の喫煙者は増加しているようなことも起きた。今は男女とも喫煙は減少している。

暴動は一人が騒いでも発生しない。同調する人が一定数を超えると暴動が起きる。

トレンドがトレンドとして認知されるとそれに合わせてしまう人は一定数いるのだ。性交渉未経験もトレンドとして認知されたのだろう。