朝鮮民族の壮大な実験(その1)
(本稿は2007/06/29 17:14にイザ!に発表したものです。)
今、朝鮮半島では、人類史上もっとも偉大で壮大な実験が進行中である。何人たりともこれを妨げる事は許されない。
思い起せば人類が朝鮮半島に「黒い山葡萄人」として誕生してから世界の各地にひろまり、様々な人種が産まれてきた。残念ながらこの過程の詳細は記録されていない。このため、人類が朝鮮半島で産まれたという、この明白な事実を記録が無いからといって疑う者達がいる。
親愛なる指導者、金日成志は深くこの事態を深く残念に思っておられる。
分離の方向に向かって進化してきた人類は、半万年程前から、その流れを変え、融合の方向に向かいはじめた。分離していた人々が戦争や通商や民族移動で融合し始めたからである。
このままでは人種の分離過程は二度と観察できないことになってしまう。
そこで、親愛なる指導者、金日成志は純粋な朝鮮民族を再生する企てのなかで、分離過程を再現しようとお考えになったのだ。
偉大な指導者、金日成志は朝鮮民族を二つに分け、各々別々の発展の道を歩むようにした。一つは犬のようにあさましく、豚のように何とでもつがう汚辱に溢れた米帝の傀儡と、気高く美しく清らかな我が共和国の二つである。
この二つの間にはほとんど交流は無い。人的な面はもちろんのこと、文化的な面でもだ。さらに共和国は文化的汚染が起こらないよう、最善を尽くしている。偉大な人民の意思により、傀儡からの欺瞞に満ちた共和国を汚染しようとする謀略放送は受信されない。これを一層確実なものとするため、テレビ、ラジオは最小限の機能のものにし、さらには電力を制限する事で、悪の誘惑から民族を護ることまでしている。おお、なんと気高い人民であることか!
傀儡は破滅へ転落しつつある。共和国は天国への道を邁進しているのだ。
このため、偉大で清らかな共和国と卑猥で猥雑な傀儡は文化面でも、既に、分離過程が始まっている。
例えば、言語面でも分離の兆候が現れている。民族の敵である日本のNHKですら、これを認めている。脱北者が傀儡の言語の語彙が理解できなくなっていると。脱北者は、傀儡の下で就職しても、傀儡の語彙(例えば、"リスト")が分からないため作業指示を理解できない。結果として、目標を達成できず、解雇され、悲惨な生活を余儀なくされているのだ。
脱北者も、共和国以外の世界に幻滅して戻ってきつつある。あの日本人ですら、共和国の恩恵に触れると、共和国を愛するようになるのだ。
脱北を願う者達よ、もう、お前らに行くところは無いのだ。共和国の前進に身を投げ出すしか無いのだ。
21世紀の今、この分離過程は詳細かつ厳密に記録できる。これは人類へ数多の贈り物をした共和国の最新の寄与なのである。
偉大な指導者、金日成志のもう一つの実験は稿をあらためて報告しよう。