[Mac] 8K動画変換をしたらM1 Macは灼熱になるか?
たけひと / T-Labo Channel様が『MacBook Pro 13の限界性能テストで8K動画変換をしたら、M1チップが灼熱になった!【マックブックプロ13・アップル】』(https://www.youtube.com/watch?v=wxiecUm0frI)を2020/11/19に投稿されました。まだまだM1 Macの情報が少なかった頃でしたから興味深く拝見しました。
内容は90GBの8K動画をIntel MacBook Pro 、M1 MacBook ProとWindowsマシンで変換させたらどのくらい時間がかかるかを調べたもの。
・Windows(i9 9900k、64GM、Geforce 2080)で変換が26:46秒で済んだ。
・Intel MacBookだと28%の時点で5時間21分。100%には18.5時間かかるだろうと、たけひと様は推測されました。
・MacBook Pro M1(8GB)だと28%になったのは4:02:13:13で100%になるのは11時間6分になると推測されました。
この時間差を聞いただけでコンピュータに詳しい方ならMemory thrashing(ページング過多の状態)が起きているのでは?と考えます。
証拠はありませんでしたので、本稿はこれまで発表しませんでした。ところが、Max Tech様が『8GB vs 16GB M1 MacBook Pro - How much RAM do you NEED?!』(https://www.youtube.com/watch?v=PP1_4wek4nI)を発表さました。M1 MacBook Proの8Gと16Gを比較したものです。この中に8K R3D RAWを4KにしてExportするベンチマークがありました。
8GB M1は13分57秒要したのに対し16GB M1は5分59秒、32GB i9 5500M 16インチMacBook Proだと5分30秒でした。
ここから、たけひと様のケースもThrasingが起きたと言えるでしょう。たけひと様の場合では8GBと64GBの差です。せめて16GBのMacBook Proをお求めになり、テストされるべきでした。が、たけひと様はこのことに気がつきません。
たけひと様はIntel MacとM1 Macに同時に8K動画変換をさせたら、部屋が暑くなり汗ばんでいるとおっしゃいます。
M1 MacBook ProのACアダプターは60Wです。Intel Macも同様とします。60Wの白熱電球二つで部屋が暑くなるとしたら、元々気温が高いからでしょう。たけひと様がどちらにお住まいかは存じませんが11/19ごろは暖かい日が続きました。部屋が暑くなったのは、主に、気候のせいだと思います。
なお、Max Tech様は8GBの編集時、8G MacBook Proは32°C(16GBは35°C。8GBはメモリー不足でCPUの稼働率が下がり熱くならなかったようです。)だったと温度計で測定されています。やはり、灼熱は天候のせいでしょう。
更に言うなら、室温のせいでThermal Throtlingが起きた可能性もあります。時節柄部屋の換気をなさった方が良いかと。
たけひと様はM1 Macが熱くならないのはパワー(処理能力)が無いからだとおっしゃっています(10:05頃)。
果たしてそうでしょうか。
白熱電球 60W、蛍光灯の60W、LEDの60Wの明るさを考えてみましょう。蛍光灯は白熱電球より熱くなりません。蛍光灯は白熱電球よりパワー(明るさ)が無いと言えますでしょうか。
同系統のCPUなら消費電力の差がパワーの差を示すと言っても良いでしょうが別系統ではいえません。
ちなみにたけひと様のWindowsマシンの消費電力は700W-1000Wとか。
M1 MacBook Proは61Wですから、さすがIntelパワー(消費電力)があります!
たけひと様はおっしゃいます。
ハイエンドではまだまだ インテルの方が優位。
Mac ProにこのままM1が乗ることはありえない。
ですが、AppleをM1をハイエンド向けに出してはいません。エントリー向けです。たけひと様のおっしゃりようは、
「あらあらこの子の服、わたしにも着れそう」
「俺には小さすぎるぞ」
と言うようなものです。
最後の方でたけひと様は
速く動画変換をしたいならIntelの速いCPUを使えと