伊藤詩織の真実に目をつぶる牟田和恵(3)

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大阪大学の牟田和恵女子(62)は伊藤詩織性被害自称者(30)を擁護する文

『「強姦神話」を暴く---山口敬之氏手記を批判する  牟田和恵』(https://wan.or.jp/article/show/7508)と

『伊藤詩織さんに対する山口敬之氏反訴を許さない:性被害告発者叩きの根にあるもの  牟田和恵』(https://wan.or.jp/article/show/8316)を出した。

詩織嬢は『Black Box ブラックボックス』という告発本の体裁をとった被虐ポルノ(*1)を書いた。

(*1 私は未読。LITERAの『山口敬之氏が詩織さんへあまりにも卑劣な反論! 核心からは逃げ、印象操作と陰謀論で詩織さんを攻撃』(https://lite-ra.com/2017/10/post-3540_2.html))等を読んで得た印象です。)

 

『伊藤詩織さんに対する山口敬之氏反訴を許さない』の中で山口氏の代理人を務める長谷川豊氏北口雅章弁護士の反論(『伊藤詩織著 「Black Box」 が「妄想」である理由』

(https://www.kitaguchilaw.jp/blog/?p=3913))を批判した。牟田女子は長谷川北口氏の諸文がさも厭わしい物のように<あえてURLは示しません>と書いた。よくで見たが特に問題は感じなかった。

私は汚らわしい人間なので、北口氏の反論を読んでみた。それは詩織嬢の民事訴訟を粉砕(個人の感想です)する内容だった。

 

牟田女子は『伊藤詩織さんに対する山口敬之氏反訴を許さない』に次のように書く。

<伊藤さんは山口氏を相手取って民事裁判をしており、審理が進んでいます。山口氏の反訴は、この動きをストップさせ、逆に再び伊藤さんを脅して口をふさごうとする意図があからさま。到底、許しがたいです。>

 

牟田女子の論法を借りると次が成立する。

伊藤さんは山口氏を民事裁判で山口氏の社会的生命を奪おうとしています。伊藤さんは社会的生命を奪うことで山口氏の口をふさごうとする意図があからさま。到底、許しがたいです。

 

さて、

<伊藤さんは山口氏を相手取って民事裁判をしており、審理が進んでいます。山口氏の反訴は、この動きをストップさせ、逆に再び伊藤さんを脅して口をふさごうとする意図があからさま。到底、許しがたいです。>

には解せない点がある。

訴訟を起こす前なら<脅して口をふさごうと>することは合理的だ。だが、訴訟が始まってからでは詩織嬢の口撃は防げない。

 

和恵ちゃんが応援する詩織嬢が勝訴しそうなら、山口氏側の反訴を悪足掻きとでも評し鼻で笑うだろう。

ということは?

穿った見方をするなら、山口氏側は詩織嬢に提訴を取り下げるチャンスと口実を与えたのだろう。取り下げれば、民事でも負けたという汚名は詩織嬢に付着しない。なんと温情に溢れることか!

 

詩織嬢は準強姦で山口氏を告訴した。が、警察、検察、検察審査会に退けられた。詩織嬢は『Black Box ブラックボックス』なる告発本を出した。牟田女子は『「強姦神話」を暴く』を『ブラックボックス』に依拠して書いた。

 

反論者の長谷川北口氏は『ブラックボックス』の内容なら、強姦致傷が成立すると指摘する。しかも、強姦致傷は準強姦より立証が容易になのだそうだ。あえて苦難の道を選ぶ、詩織嬢サイドの意図は奈辺にあるや?

 

これを鑑みると詩織嬢には後ろ暗い点がある。

 

(* 長谷川豊を北口雅章に訂正 2019/08/26 21:50)